クラクション鳴って 僕は振り返って 肘で突っ張って 前輪乗り上げ 降り出して来た雨 アスファルト 砂の匂い 舗道の向こうへと続く いつも元気な 他の誰かと 比べないで 堰き止めたこころは ギリギリだった 下り坂 加速してゆく ハンドル強く掴んで 壊れてば…
旅立ちはあきらめかけた ひとりぼっち 誰も知らない 真夜中に 言葉呑み込み 夢を見て 涙こぼれる ひとりでは越えられない 高い壁にしがみつき 踏ん張るような 誰の声も聞こえない 暗闇で 押し寄せる波のよう 心配が 僕を塗り潰す 桟橋を離れた小舟のよう 大…
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