エリック・シャリーン「世界史を変えた50の動物」

養老SAから見える伊吹山は雪山となっている。関ヶ原は積雪。50センチはあるか。西へと進む。今日は診察日。体調が悪くて電車は無理。主人に運んでもらう。

長浜市へと続く峠が気にかかる。琵琶湖行きたかったけど今日は無理みたい。ノーマルタイヤである。

病院の駐車場は坂の上。凍っていて登れない。下にもPがある。良かった。

待合で図書館で借りたエリック・シャリーンの動物の本を読もうと思ったが全く集中が出来ないのだ。焦るばかりだ。

悪いですよ。

ジョージが主治医に詳細を説明する。

記憶の流入。小説のタイムラグ。アクシデントと思われた何かが実は周到に仕組まれた結末のひとつなのかもしれない。

後手に回る。不甲斐ない。そんなことない。こうするしかなかった。何を正当化したいのか。何を護るというのか。

交代人格に尊厳は無い。尊厳?なんだそりゃ。そんなものアンタ持ったこと無いだろうに。瞬間瞬間生きてきたんだろ。鳥肌立つ暇もなかった。

静止。

これは静止だ。

覚え書きなのである。

言葉はみんな過ぎ去る。すべては今ここにいるという覚え書きなのである。