マレフィセント〜sleeping beauty

愛知高速交通東部丘陵線。駅は9駅ある。八草から乗って藤ケ丘で終わる。通称リニモ。常電導吸引型HSST、磁気浮上式鉄道。つまりレールの上を車両が少しばかり浮かんだ状態で進んでゆく。

しかしながらじっさい浮かんでいるというわけではないようだ。横方向の磁束、レールを外側からコの字に包み込むモジュールである。浮上量は10mmとある。10mmって1cmだよね。

思っていたよりもゆっくりだ。当然ながらガタンガタンというあの振動はない。

17分はあっという間に終わった。

地下鉄に乗り換えて科学館へ。目標はここなのだ。今日は終日孫の子守りだ。週末の科学館は親子連れで溢れている。ああ疲れた。リニモに緊張し過ぎたんだな。ベンチに腰掛けバッグをごそごそ。ナッツを取り出してひたすらかじる。

帰宅して発熱した。風邪菌を拾ったのか。

リビングでは「マレフィセント」を観ている。

起き上がり観ることにした。

角がすごい。妖精とはウシ科ウシ目で間違いないな。

だんだん角が素敵に見えてくるから不思議だ。もともとウシが好きだからわたし。

アンジーの演技は素晴らしい。泣けるよ、これは。

どうして羽根を取られた?

隙をみせたんだね。

そういうことあるよ。誰だって完璧じゃない。国王はごめんなさいが言えなかったね。マレフィセントドンマイだ。

リニモ。また乗らなきゃ。浮かばなきゃ。必ず浮かんでみせるから。