月曜日。パン焼き。
とうとう来るべくしてこの日が来たか。考えても考えてもシナモンロール以外のパンを焼く気が全く起こらない。アタマ壊れてるもーん。ためらうことなく400g×2で強力粉を計量し、るんるんで調合したwetと合わせる。
最近じわじわとパン焼きの総量が増えつつある。今日はシナモンロール24個分の生地を仕込んだ。
おいおい駅で売るつもりか。
先週友人からプレミアムモルツなる上等なYAZAWAなビールを一箱貰った。聞けばお酒が飲めないにも関わらずお中元で届くので困っているらしい。飲みます、ええ頂きますとも。
今日は晴天。長かった雨が上がった。
シナモンロールを食べさせてくれという友人のために、ここはわたしも是非ともYAZAWAな感じのシナモンロールを焼こうではないか。シナモン嫌いの長女のオーダーでカスタードクリームを巻き込んだシナモン抜きのシナモンロールも幾つか焼くことにする。
シナモンロールの仕込みのBGMはスキマスイッチ「全力少年」。週に一度の「全力少年」一曲リピートだ。パン焼きの助手は5歳。とうとう5歳は積み上げたものぶっ壊して〜と歌うまでになってしまった。これってあたしのせい?
身につけたもの取っ払って〜。
もちろんあたしも歌うよ。
図書館から電話で予約の本が入ったという。もう何ヶ月も前に予約した本だった。予約したことはしたけれどもぜんぜん返事がないからてっきり忘れ去られたと思い、待ちきれず隣町の図書館でその本はGETした。今は既に手元にあるんだよね〜。同じ本2冊は要らないよね。
今日は室温が高いから生地は冷蔵庫に入れた方がいいかと冷蔵庫をがさがさやってみるが大きい鏡餅ふたつ分のどでかいパン生地を収納するスペースは作れなかった。
バンジュウだなバンジュウ。生地は。
いやパン屋じゃないし。
54人のパン屋さんがお勧めパンのレシピを公開している分厚い本を図書館で見つけた。ネットで検索すると本の値段は2万円。
2万円あったら発酵バター買うよね。
発酵バターって美味しいんですよ。
非売品の業務用の本とある。図書館っていったいどんなルートで本を入手しているのだろうね。
銘店がお勧めするパンの中で最も多いのはクロワッサン。10人のパン職人たちが10種類の自慢のクロワッサンを載せている。そしてさっきからずっと読み比べているのはクイニーアマンだ。クイニーアマンをクイニャマンと呼んでいるこだわりのパン屋のレシピ。片面のみのカラメリゼで食感を楽しむ。フルール・ド・セルなどのミネラル塩を使うと甘みがぼやけるとな。一個300円とある。うーん。
クイニーアマンは5種類載っている。
このところ野菜室のマイ老麺(天然酵母のことです)の調子が良い。やっぱり季節がいいのかな。てか冷蔵庫暮らしでも夏がくるのかい。
代わるがわる生地を捏ねて数分放置するだけで木目の細かいグルテンユニットの緩やかなカーブを観察出来る。
ロールパンのことは業界ではナプキンロールと言うらしい。コッペパンのことはフィンガーロールだ。ツイスト、シングルノット、フィギュアエイト、プレッツェル。みんなパンの成形法の呼び名である。
かつお節。
コッペパン(フィンガーロール)よりも中央の山が高い成形法だ。
かつお節。
新作の菓子パンの成形どうする?ここはかつお節で行きましょう!
次!かつお節行こうか!はい、かつお節、焼成入ります!
唸るね。