KAN 【scene】 《Think Your Cool Kick Yell Come On!》

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http://youtu.be/p8XbwujvAGo

KANさんはわたしのひとつ上だから53歳だ。この曲はちょっとスキマスイッチみたいだけどスキマスイッチとはまた違う円熟さを醸し出していて好きな曲。最近結構聴いている。

土曜日の午後友人の車で隣町へピアノを見に行った。彼女は孫のピアノの先生だ。本職は声楽だが編曲などもする。

ピアノ屋さんにはおじさんが2人。ガレージには所狭しとピアノが並べられていた。目当てにしていたKAWAIの中古は既に売れてしまったという。わたしは促されるままにピアノを鳴らす。1台、また1台。奥へ奥へと進んでゆく。ピアノを弾くのは久しぶりだ。

それにしてもピアノってこんなに大きな音だったっけ。頭がくらくら。何台か弾いてゆくうちなんとも素敵に丸っこい音を出す1台に出会う。

これいいですね。いいですか。でも高いですね。高いのはいい音です。おじさんたちが微笑む。

友人が呼ぶので見に行く。KAWAIのデジタルピアノ。おじさんがくれたヘッドホンを付けて弾いてみる。タッチはピアノと遜色ない。そしてなんといい音であることよ。音色を変えてみる。ハープシーコード。バッハをチョロっと弾いてみる。おお、おおおお。

これください。買った。即決だった。

夕方若い友人と食事。どうしても行きたいイタリアンがあるという。ねえあたし木のスプーン作ったよ。どれ見せてよ。持ってないよ。なんだよ〜。

お店についた。ホームページのないお店だったが南イタリア、釜焼きピッツアなどとある。炭酸水600円とな。水でいいわ。車だからワインも飲めない。

鰯のマリネを注文。檸檬、オリーブオイル、タイム、ディル。美味しいね。ワイン飲みたいね。

ピッツアは水牛モッツァレラのマルゲリータとサルシッチャとフリアリエッリのビアンカを注文した。オリーブオイルを掛けて食べる。わたしは唐辛子オイルも掛ける。

フリアリエッリとはイタリア野菜でオイル漬けのものを使っていると言う。初めて食べた。臭くない高菜。はろ苦くて美味しい。サルシッチャはスパイスフル。もはや調味料である。ビアンカとはトマトを使わないピッツアのことだ。

ピッツア生地の揚げパンを追加注文するつもりだったが、われわれはピッツア二枚ですっかりお腹がいっぱいになりお勘定をして店を出た。まだ7時。珈琲飲もう。われわれは車で10分ほどのいつものカフェへ。

わたしは日替わり珈琲。エルサルバドルのブルボン・エリテ。コクがあり甘みもある。美味しいです。友人は日替わりでない特別お勧めのやつをなどとバリスタにわがままを言ってパナマのカトゥーラ種アルト・ルナを淹れてもらう。にもかかわらずわたしのブルボンを一口飲んで「こっちが美味しい」などと言う。わがままが過ぎるぞ。

引越し終わったらチーズを何種類かブロックで買って来て何か作ろうよ。サルシッチャって作れるのかな。友人は引越し先のわたしの家でピッツア焼くと言うが残念、オーブンは無いのである。

新しい家の2坪ほどの長細いキッチンのどん詰まりの窓の下に机を置きイートインキッチンにするつもりである。

今日は午後荷造り。様々な大きさの空き箱に本や食器をどんどん詰めていく。箱詰めは苦手だ。

「大皿、バスタオル、ピッチャー、テディベア」クラフトテープで封印して箱書き。

何と無く残り物を詰めたらこうなった。

引越し当日、自転車乗りの友人は軽トラックで来てくれるらしい。彼は軽トラックがとっても似合う。

雨降らないといいな。