「ひとつだけ」桜井和寿

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吐き気と腹痛と下痢。どうやら胃腸風邪のようだ。朝になり軽快した。熱は7度台だったから安心だ。もっとも困るのは細菌性の胆管炎。抗生物質も効かない高熱が一週間以上続く時は入院せねばならない。

 

昨日から絶食安静が続いている。わたしはぼんやり思い出している。この熱がもしも胆管炎で、もしも生検して、その中から悪わるの顔した癌細胞が出たら‥‥。3年前東京の医大病院で外科医が言った。出たら?わたし何時だってふてぶてしいよ。‥‥2年かな。外科医が言う。って癌細胞はなかなかに出ない。

 

2年2年と言われてはや10数年も生きているのだ。2年契約で更新の人生オッケーオーライだ。わたしが死ぬことを恐れずに生きていると、強いですね、と外科医は言ったがそれは違う。

 

わたしが恐れているのは永遠だ。このヘンテコな脳みそが永遠にまとわりつくことを恐れて生きている。

 

うつらうつらして過ごしていた真夜中や明け方にはグールドを聴いたりururundoさんやhideameさんのページのサイモン&ガーファンクルを聴いたり。

 

ノロウイルスだと困るということでキッチンは立ち入り禁止である。直前に作ったすき焼きは大丈夫か。夜中に何回か吐いたが胃液しか出ない。耐えるしかない、とのメッセージを友人からもらう。

 

すっかり良くなった感じがする。友人が引越し当日の昼ご飯を差し入れてくれるらしい。スープは何味がいい?ありがとう、なんでも。引越し前夜は別居記念の晩餐だからお寿司を食べるんだと長女は張り切っていたがわたしの胃腸風邪ですっかり意気消沈している。

 

先ほどまでYouTubeでダラダラ映画を観ていた。「水曜どうでしょう」はもう観たくないがミスターが作ったという映画「銀のエンゼル」、そして北海道繋がりで「しあわせのパン」を一気に観た。途中寝てしまったからしっかりとは観れなかったけど。

 

銀のエンゼル」は良かった。ミスターはやはり北海道の空気をよく知っている人だと思った。続編のノベライズをミスターが書いているようだ。わたしも気合いで小説の続きを書きたいと思った。小説はまだまだ続く。新海氏の目をちゃんと視えるように戻してやれよ、と主治医からも言われているしな。

 

大泉洋はやはりススキノで私立探偵をしていて欲しい。パン捏ねの姿勢が全く成ってない。あんなんではグルテンは形成されない。生地を切り分ける時の天秤やプラスチックのバンジュウが無ければパン屋の雰囲気が無いではないか。おしゃれ過ぎて面映ゆい。

 

映画自体は悪くなかった。わたしは涙が止まらなかった。布団の中でおいおいと泣いた。

 

「ひとつだけ」という矢野顕子の歌を聴こうとYouTubeを開けたらなんだよ桜井和寿はこれも歌っておるとな。聴いてみる。うん、まあこれも有りかな。

 

ミスチルが少々過ぎるが「ひとつだけ」。繰り返し聴いています〜

 

http://youtu.be/58rIJw1pjOg

 

あーあ体怠い。でも荷造りしなくちゃ。こんなことならやっとけばよかったよ〜。引越しを甘く見とったら怖いよ〜