毎日新聞社 山岡荘八「史談 家康の周囲」

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部屋に差し込む暖かい陽射しに誘われて外を歩いたが思っていたよりも風が冷たい。指先が凍るようだ。ただし歩いている猫には多く会った。車に轢かれないようにね。そっちこそ。猫がわたしを見た。

道の駅でロマネスコの大株が一つ200円だった。その他の多種類の菜ばな系を幾つか買う。ここの道の駅のウズラの卵フライが揚げたてで美味しくて行くたびに買ってはベンチに腰掛けて食べる。

わたしはいったいどれだけのウズラの命を食べたら気が済むのか、と口にすると隣で友人がそれは無精卵だと返した。そうか、そうなのか。わたしは黙る。サクサクという衣の音がするばかりだった。

その足で図書館で書庫から山岡荘八関連の本を出して貰い借りて帰った。山岡荘八の婿山岡賢次氏の著作を2冊、内容はほのぼのとしていて悪くないが家康絡みではなかった。しかしこの「史談 家康の周囲」は良さそうだ。

数日前に漫画本、横山光輝徳川家康」の1と3が届いた。早速読む。横山光輝の絵は懐かしい。その他の歴史漫画をむかし読んだことがあるような気がする。1巻は家康のお母さん”於大”の物語だ。少ない線で情景を描く。音、匂いなどを自前の脳で補いつつ読み進む作業が思考を活性化させ、知らぬ間に物語にのめり込んでいる。疲れるがまあ楽しい。

夕方ロマネスコを蒸してみた。初めて食べるロマネスコ。塩も何もかけない。甘くて美味しい。

ミラノのサラミを食べたいという友人を夕食に招いた。皿に山盛りの緑の野菜、蒸篭に山盛りの蒸したロマネスコ、パンは買って来たカンパーニュ、バターもクリームチーズも今日は無いがとりあえずオリーブオイルを掛け回し、茶碗にすりおろしたパルミジャーノをスプーンで野菜とハムに掛ける。

カルテスエッセン。わたしがそう言うと違うだろ、と友人。いやカルテスエッセンでしょ、と主人も真面目顔で言った。じゃあカルテスエッセン、と友人は折れた。

まだまだ頭の中の家康の何かを書きたいのだが時間が無い。今日は忙しい。夜は映画館へ行くのだ。岡田君のエベレスト映画を観る。

家康はぶっ飛ぶだろうか。

この際飛んでって欲しいな。ちょっとそう思った。