東京新聞 Halbe-Bauer.Ulrike 田口信子訳「マルガレーテ・シュタイフ」

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数日前ビスコッティを作った。幾つかのレシピを見ながら生地を捏ねて焼いてみたがサクサク過ぎて薄切りが出来ない。厚切りにすれば2度焼き出来ないこともない。そもそもダッチオーブンでは無理なのかもしれない。カラカラに乾燥させるわけなのだからね。

焼きあがったものは濃い味のクッキーのようでそれはそういうお菓子だと思えば美味しかった。パルミジャーノを沢山使った。甘くないからお酒のつまみに丁度よい。

愛読していたクッキーバーのレシピ本が本棚にない。引越しで紛失したようだ。今日は長女とカフェ飯を食べに行き、そこでビスコッティを買って来た。堅くて美味しかった。

酵母でパンを焼き、それを2度焼きする感じのやつを先週食べたがしんなりしていてビスコッティ的な歯応えとは少し違う。お早めにお食べください、とある。日持ちしないならば行動携帯食とは言えない。だけどそういうやつだと思えば美味しい。片手で持って食べられるしね。

今日はリヒャルト・シュタイフの文献探し。1度に沢山の資料を読むとわけがわからなくなるのでゆっくりと。英文をGoogle翻訳して貰うとすごく面白いけれど頭が疲れてしまう感じなので、同じ疲れるならばと英文をコツコツと読む。ドイツ語のGoogle翻訳が素晴らしい。ドイツ語はひとつひとつの言葉の内容の印象が強い。説明に向いている言語なのだろう。

ドイツ在住の日本人のブログに興味深い記述があった。海を渡った3000体の55PBが全て返品されたとあるのだ。本当かな。その人は何を読んだのかな。

ドイツ語Google翻訳で読んだ他の資料によればリヒャルトは動物園嫌いであったそうだ。リヒャルトが動物園の熊をスケッチしたというエピソードは有名である。嫌いだった?そもそもリヒャルトがスケッチに通ったシュトゥットガルトの動物園はいったいどんな雰囲気だったのだろう。それがとても重要だ。

リヒャルトは1908年にマズルベアを作った。マズルというのは口輪である。マズルベアは正直可愛くも何ともない。写真集で顔面を革紐で覆われた熊のぬいぐるみを見た時はぎょっとした。もちろんマニアのあいだでは復刻版が高値で取引されているが。

リヒャルトは晩年は米国でシュタイフ社の支店長を務め米国で亡くなった。それまでに人をあっと驚かせることを沢山しているが、それもひとつひとつ丹念に調べ上げねばなるまいな。

頭の中がカオスなので今日も中井貴一を観る。何年か前の大河ドラマ平清盛のお父さん役を中井貴一がやっているのだ。平安時代の武士は社会的地位は低かった。反抗的なゲリラ集団と大捕物をやったりして地域住民には乱暴者で恐ろしげな武士たちめと捉えられていたようだ。

武士が血にまみれて何が悪いと中井貴一は今日もこぶしを握り締める。

謎だらけリヒャルトたいへん宜しい。

終わらない下調べは固まらないわたしのビスコッティたちなのである。