わたしがジプシーキングスだと思い込んでいたのは実はチコ&ジプシーズというジプシーキングスから分家したグループだった。チコという人がジプシーかどうかはわたしは別に構わないし、ジプシーたちがスタイリッシュだと嘘だなんていう人はあたしは蹴っ飛ばしてやるわ。小綺麗にしていて何がいけないのさ。
この動画みどころ満載ですね。髭もじゃのグッチ裕三と山口智充がずらり、よく見ると痩せたグッチ裕三もいるじゃん。それにしてもギター上手いなあ。てことはなぎら健壱もいるな。
この「違う、”ホテルカリフォルニア”、違う」と呆気にとられたダンディな白人男性の半笑い。かえってチコたちのパワーに出来る範囲で敬意を示していてこれも好感が持てるなあ。日本で言うなら冬の逗子海岸を旅芸人の一座が踊りながら巡業してる感じですかね。
そういえばチコ&ジプシーズを検索していたら松崎しげるがコラボしたというCDにヒット。言葉も通じないのにたったの1時間の打ち合わせでレコーディングが始まったとか。
松崎しげるは「ヴォラーレ」をこんなに速く歌っていいのかな、って正直思ったと。一方チコは別れたのちも松崎しげるをネイティヴインディアンだと信じてた。やつは俺たちよりソウルフルで色黒だ。チコ常識人だな。ちゃんとリサーチしようよ、そこは。
わたしはマスメディアで流れる音楽が政治や思想のメッセージを持ったら怖いってすごく思う。わたしなんか簡単に洗脳されてしまう。すぐに口ずさんでしまうから。
今朝のジャーマニーレッスンmitインスタグラムは少し前見よう見まねで作ったズッキーニスープの現地バージョン。嬉しい。ふむふむ大きめの焼いた鮭と薄切り胡瓜をトッピングとな。んー、なるほどなるほど。
エクトール・マロの本が次々に届きました。ほとんどがamazonで1円。児童書です。「家なき子」全3巻、「ロマン・カリブリス物語」。「家なき娘」も昨日からもう一度熟読してる。
ペリーヌのお母さんはインド人なんだけど両親がキリスト教に入信して街から排斥された。お父さんはインド在住のフランス人の金持ちのドラ息子で借金まみれ。一家でホロ馬車で写真を撮りながら旅をしてる。
「ロマン・カリブリス物語」は主人公の男の子がサーカスで猛獣使いをしている女の子と駆け落ちしちゃう話。エクトール・マロは長女と初孫にこの話をプレゼントしたらしいけど、あまりにリアルな植民地や移民事情の描写に当時は換骨奪胎された大衆的で教訓的なバッタもんが出回ったらしいです。
自ら地雷を踏んで片付けてみせた作家エクトール・マロ。やるなあ。
宮崎駿たちは世界名作劇場でこれでもかと原作に手を入れたけれど、明治に「家なき子」が日本語で翻訳されて学校で朗読されたときに子どもだった宮沢賢治は大泣きしたらしい。
児童文学なんてものはまだ日本にはなかったから。「家なき子」は捨て子が売られて苦労する話だから「おしん」みたいな受け取られ方だったのかもしれない。
とにかくチコ&ジプシーズが止まらない。
よく見ると坂上二郎さんもいるよ。飛びます飛びますって、ホテルカリフォルニア〜飛びます飛びます〜