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fridayusaoのブログ〜丘の上から

統合失調症でDID、読書と音楽鑑賞の日々の徒然。

ドラマ「北の国から」を観ました

https://www.instagram.com/p/BJ3v4Q3jmx-/

午前中外出。エアコンは付けっ放しで出たのでリビングが冷たいくらいに冷えていた。毎日何十分も猫じゃらしで飼い猫と遊んでいる。「家なき子」と「家なき娘」を読み続け貧困と孤独な旅の景色の中をこれでもかと行き巡った。「家なき子」と「家なき娘」はロードムービーであった。

女の子バージョン「家なき娘」で、パリ郊外の田舎町のパン屋で主人公ペリーヌがパンを買おうとして5フラン硬貨を女店主に差し出す。女店主はペリーヌにそのお金は偽造硬貨だろう、お前はなんて悪い娘だとペリーヌを罵しるという場面がある。

ペリーヌはこの時12歳。荷物はなく衣服も靴も色褪せ擦り切れたものを身に付けていた。浅黒い肌をしたペリーヌは移民だと思われた。警察を呼ぶのは容赦してやる、あっちへ行けと追い払われる。人だかりが出来、女店主に抗議するペリーヌに野次馬たちが悪い子どもだ、大人を騙そうとしたと口々に野次を飛ばす。

ペリーヌは段々怖くなりその場を立ち去る。ペリーヌはそんな風に一文無しになった。

アニメでこのエピソードを見たときは女店主の悪巧みを疑うことなく決めつけたものだが原作ではそうでもない描き方である。移民の浮浪児が高額な硬貨を持っていることからして不自然であったのかもしれない。偽造硬貨の摘発はこんなシチュエーションかもしれないのだ。

じつはわたしは初めてソウルに行った旅行で同じような目に遭った。ソウルの割とお高いホテルに宿泊してソウル観光を終えた。風呂に入り部屋で着替えて、翌日から使うためのウォンを換金しようとフロントで一万円札を出したその時だった。

ホテルのフロント係が早口の韓国語で何かまくし立てた。その頃のわたしは韓国語が話せず「?」という顔をしていた。そこへ夫が来てくれ、日本語で「換金を」と言うとフロント係は慌ててウォンを夫に手渡した。

フロント係は日本語で何度も謝り、てっきり街の子どもが日本のお札をどこかでくすねてきたのだと思ったのだ、とびっくりするようなことを日本語で説明した。その頃わたしは髪はショートだったがまさか地元の子どもに間違われるとは思ってもみなかった。

数日前からyoutubeで「北の国から」を観ている。何度も観ているが観るたびに新しい発見がある。「北の国から」は長いドラマである。

初めて観たときはいしだあゆみ演じる母親が冷淡過ぎると思ったが今回は違った。恋人役の伊丹十三田中邦衛とでは田中邦衛が干されたとしても仕方がないように思えたし、実際に恋愛で目眩しに遭ったようになり子どもを放置して出奔してしまうことの周辺がまあそれなりにリアルに描かれているように思えた。

それにしても子どもであるということは何かと被害を受けやすい。自分で大義名分を掲げた子どもは厄介だ。蛍は非の無い父親を庇う。そして公正さと正しさを擁護する一刻さで自分自身がんじがらめになってゆく。

ペリーヌは一文無しになったが残されたほんの僅かな小銭でパン屋を訪ねたところこの度は数日前の古いパンをタダで貰えたりする。疲労と絶望で憔悴しきった彼女の雰囲気にボロボロの身なりは見事にマッチしてそのパン屋では逆に丁寧な扱いを受けるのだ。

何日も掛けて「北の国から」を最後まで観た。「2002年遺言」のラストでは純は田中邦衛のむき出しのソウルフルな生き方を今僕は尊敬していると呟いた。時間は掛かったけれどハッピーエンドでなりよりだった。

ちなみにこの年のソウル泊ではもう1つ奇妙な出来事に遭遇した。

ソウル郊外の民俗村でわたしは地元の女子高生たちに囲まれサインを求められたのだ。またしてもわたしが「?」という顔をしていると夫が民俗村のガイドさんを連れてきた。ガイドさんの説明で女子高生たちは散っていった。

ガイドさんはわたしが韓国のとあるTVタレントにそっくりなのだといった。夫は言った。それは女優さんですか?ガイドさんが言った。いえコメディアンです。

わたしは言った。そんなに似てますか?似てます、わたしもびっくりしました。その夜ホテルでTVを見たがお笑い番組はやってなかった。

わたしと似た顔のコメディアン。

くだらないことで人を笑わせてなきゃいいけど。

「刑事スタスキー&ハッチ」のテーマ曲見つけました〜 https://youtu.be/8aH3H1auHcA