ロサ・バグダサリアンjr〜アルビンとチップマンクス

https://www.instagram.com/p/BKnT75Zjtf7/

https://youtu.be/bpfV__NbVIU

(デイビット・セビール/Wicth Doctor)

憂うつな気分からなんとか這い上がりたく景気の良い曲を聴いている。デイビット・セビールはロサ・バグダサリアンのステージネームで、彼は3匹のリスを携えてショーを行っていた。だけどリスは人形だった。リスは調教が難しい。リスは見た目より凶暴なのだという。

部屋でごろごろしているので写真もあんまり撮ってないや。一昨日の夕方夫がスーパーへ連れて行ってくれた。アサリが半額だったので2パック買った。水を掛けたらアサリたちは一斉に閉じた。どうやらまだ生きているようだ。ガチャガチャと洗い日本酒を振り火に掛けた。人間て残酷だなあ。

おそらく風邪をひいたとされる日、わたしは思いつきで1時間ほど歩いてとある道の駅まで散歩へ出かけた。まだ朝早い。朝一番の産直市へ行ってみたかったのだ。結果その日の思いがけない疲労で風邪をひいたと思われる。

朝一番の産直市は楽しかった。ケールを買った。のっぺりした大きな葉っぱ。千切りにして刻んだセロリとピーマンと混ぜ塩とグレープシード油で毎朝食べている。苦いといえば苦いけれど青い味がして間違いなくこれは美味しい。ピーマンが甘く、セロリは爽やかに感じられるサラダだ。

魚屋を通りかかると鮮度の良い鰯が籠に盛られていた。小さいのが20匹くらいで300円だった。ジーッと眺めていたらこれは刺身で食べれるよ、とお店の人。ください。鰯が足が早いから別袋に氷も詰めた。大急ぎで帰らねばならず帰り道にカフェによるなどの計画は変更された。

帰宅後早速酢漬け作業。鰯は身がとても柔らかい。手で開いて骨をそろりそろりと外し塩をして冷蔵庫で3時間置いたら、酢を混ぜた水で1匹ずつ洗ってオイルと酢を半々に混ぜたマリネ液に浸してローリエを一枚載せて冷蔵庫で一晩漬けた。翌日食べるときにわたしはワサビを載せたが夫は玉ねぎスライスに生姜を載せていた。んーどっちでもいいのかなっ。

産直市の帰り道がきつかったのは唐辛子を枝ごと買ったせいだ。10本くらいの唐辛子の枝が束ねられ先端には赤い一味唐辛子がぎっちり付いており包み紙に手書きで100円と殴り書きしてある。こりゃ朝1番に切り倒してここまで運んだんだな。

赤い唐辛子も可愛いかったがわたしが欲しかったのは葉っぱの方だった。この沢山の柔らかい葉っぱで葉唐辛子の佃煮を作りたい。帰り道の左右の重量バランスを保てるようにと冬瓜のブロックとビーツも買う。てことですごく嬉しかったので帰り道は全然平気だったんです。

冬瓜はこの数週間ほぼ毎日食卓に登場している。冬瓜ほど着色しがいのある野菜はない。肉のスープと共にビーツと煮込むと冬瓜は赤くなり、カレー粉で水と煮ると黄色くなる。クラムチャウダーにも入れてみる。うん、白い。

着色しがち。そうそうマドゥさんが今朝(わたしがブログを読んだのは朝ですが書かれたのはきっと夜ですね)ご飯を赤紫色に染めていた。我々は着色仲間である。

煮込むと言っても冬瓜は蒸篭で蒸してスープに後で入れる。エッジの効いた透明なキューブがその時点でもうすでに美しい。

ステンレス鋼を発明したハリー・ブレアリーも電子レンジを発明したパーシー・スペンサーも12歳で学業は終了していた。動物園を世界に広めたカール・ハーゲンベックも一年くらいしか学校へは行かなかった。

テクノロジーの発展は必然と努力である。パーシー・スペンサーは軍人でレーダー用のマグネトロンというマイクロ波を出す機械の前にいるとポッケの中のチョコが溶けちゃうのは何故かをずっと考えていたらしい。

数日を室内にこもりっきりとなり料理に没頭しているのは風邪をひいたからこそである。ふさいでいても仕方がない。リスの唄を聴いて今日も食材の味わいの伸び代を広げる台所のテクノロジーを実践したい。

てかホント市場で欲張り過ぎ。こんどはリュック背負って行かなきゃ〜〜