Tom Zé - dor e dor

https://www.instagram.com/p/BLb6nI7hwmu/

https://youtu.be/U74Qo9PyKQ8

昨日娘たちと「コードネームUNCLE」を観た。劇中に流れるトンジーというブラジル人の曲が気になりトンジーをyoutubeでずっと聴いている。トンジーのスペルはTom Zé。彼はブラジルが植民地だった頃の首都バイーアの出身である。

はじめてアンクルでこの曲を聴いた時にもトンジーを調べたのだがその時はポルトガル語だからポルトガル人かと思い込んでいた。じっさい彼はブラジル人だった。ポルトガル語を話すからと言ってポルトガル人とは限らない。

ブラジル音楽はよくは知らない。詳しく調べる気力も今はないがバイーアというところの音楽はなんとなく覚えている。ガル・コスタ、シコ・ブアルキ。なんとなく勝手な思い込みでバイーア音楽はネグロイドなのだと決めつけていた。

手持ちのブラジル音楽のCDのライナーノーツをよくよく読むとトンジーの名は無かったがカエターノ・ヴェローゾという大御所がいて、彼もまたバイーア州出身であり、wikiによればトンジーとお友達だった。カエターノ・ヴェローゾの代表曲は完成度の高い円満な曲だったのでこれまできっとわたしの偏屈な耳には引っかからなかったのだ。

バイーアというところは混みいった場所のようである。カエターノはトロピカリアという音楽ムーブメントを展開。ムーブメントと呼ばれるものの行く末は過激か衰退かであるがトロピカリアは過激となってカエターノさんはお友達何人かと投獄されたそうである。

そんななんやかんやを知ってからの円満なカエターノさんのムーディな歌声にはちょっとグッとくる。譲れない何かを持つ人の人生は辛苦なものだ。詳しく調べる気力はない。ないよ。ないない。

トンジーはかっこいい。アンクルがかっこよかったからではなく、トンジーの曲は映像なし単体で十分クレージーなのだ。トンジーは今はもうおじいちゃんだが90年代に発掘され評価された。そしてyoutubeで聴けることが素晴らしい。

昨日思いつきで髪を切った。すごく久しぶりに美容院なるものへ出向くという画期的な行動に出た。思い切りベリイショートにした。美容院のおねいさんはなんとなく徐々に短くしてゆくのだが暗黙の了解のもとある地点からは我々の思いはすっかり一致していてこれはもうベリイショートだと突き進んだ。

白髪ベリイショート。スヌーピーのTシャツ似合わねー。

今日は図書館なるものを目指して自転車で遠出をしようと考えている。過日にして中山道ビギナーでありながらわたしは草津宿見聞という分不相応をしでかした。草津宿データをリサーチである。

あー。ほんとトンジーはかっこいいなあ。