沖縄海遊び②

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(本部町 瀬底島)

友人が近所にまた新しくステーキ屋が出来たんだと連れていってくれた。ステーキランチのその足で宮城島のウクノ浜へ。宮城島というのは海中道路を渡ったその先にある3つの小島のひとつで島のてっぺんにはぬちまーす工場がある。

穏やかなさざなみの砂浜にリーフカレントに注意の看板があった。離岸流(りがんりゅう)とも呼ばれるリーフカレントは珊瑚礁の狭間を沖へと流れている急流なのだそうだ。泳いで抜け出すことも出来るがここでは事故が起きていますという警告だった。

この日は海には潜らずシーグラスを拾う。元は瓶の口だったやつ。シーグラスになりきれてない若干煌めいているやつ。足下の小さな白い貝がわらわらと動いた。ヤドカリだった。

帰宅して昼寝。目覚めるとなんだか顔が痛い。え?あたし殴られた?毎回思うけどこれは副鼻腔炎だってば。カロナールを飲んで昼寝をし直す。車の中では吐き気もしていた。トイレを我慢してたのもあったけどひょっとして軽い熱中症だったのかな。やれやれだ。

翌日すこぶる晴天。早朝真栄田岬リベンジ。副鼻腔炎のわたしは涙をのんでエアコンの効いた休憩所で空や海や観光客等を眺めていた。空も海もこれでもかと青い。

小一時間も経った頃娘らが海から戻る。すごい綺麗だった、魚沢山居た、ママだいぶがっかりしてるね。何言ってるのさ、全然がっかりなどしてないから。来る時のコンビニでウィルキンソンとタピオカ、さきいか、チーザのチェダーチーズ味などを買い込んで来た。楽しくやってるのだ。

恩納村の道の駅でお昼ご飯。食べた物はタコス味のはんぺんとらっきょうソーセージ、イカ墨ジューシーおにぎり、あんだーすーおにぎりなど。4色ジーマーミ豆腐なるものを食べた。紫芋、胡麻、コーヒー、プレーン。ジーマーミはピーナッツ。どれもこれも美味しゅうございました。

午後は本部町の瀬底島と古宇利島を訪ねた。どちらの島も橋で繋がっており車で行くことが出来る。古宇利島で雨が強く降り始めた。慌てて車に戻る。雨雲はこの先北へ行く。今日は辺戸岬まで行こうと言って張り切っていたがここでルートを変更。雲から逃れ南下することにした。

備瀬集落でフクギ並木を歩いた。すこし大きめの幌付きリヤカーに観光客たちを乗せのらりくらり歩く水牛を見た。フクギというのは伸びるのが遅く苗木は10年経っても2メートルほどにしかならない。何気ないような並木の中には樹齢300年というものもあった。密になって壁のように枝を覆う光沢のある硬い葉が南国を思わせる。

運転中の友人が即興で何やら歌い出した。沖縄では乗用車の運転速度がすこぶる遅い。遅くていいこともある。地元の人であれば100%の確率で割り込みを許してくれる。列に入れるものという思い込みでの事故もあるけど。

前の前の前の前の車が遅いよ〜。友人は適当に作った歌を歌う。ラップである。西海岸では間も無く水平線に陽が沈む頃だ。我々は何処かで日没を見たいのだった。サンセットの時刻、俺の時刻〜。サビもなかなか良い。友人は木の実ナナ似の美魔女なんだけど俺とか歌っちゃうんだな。

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万座毛到着。我々は日没を見た。