クーデグレイス

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髭ダン 異端なスター



年明け今年こそ英会話をちゃんとやろうと決めて友人知人にネイティブスピーカーを紹介してほしいと言って回った。朔日念願の初レッスン。インストラクターは娘ほど年の離れた外国の女性。




何ヶ月も考えていた。テキスト、マンスリーフィー、レッスン内容。私は言った。私に提案があります。ミーティングのときは通訳さんがいた。かのインストラクターさんは日本語は全く話さない筋金入りのネイティブだった。オケー?お、おう、よーし、サンクス!




C.O.P.E。コープ。コープはフランス語のクー(cuop)から来ているとわたしの持っている辞書にあった。コープ ウィズは対処する、だが、クー デ グレイスは一撃を決める、である。




レッスン中は頻繁に、辞書で調べてもピンとこない単語の実際の使い方、シチュエーションを細かく尋ねる。彼女はゆっくりと丁寧に、わたしがわかるように、だけど英語で説明をしてくれる。前頭葉がコイル巻きだ。ここはコープだ、コープコープ、食い下がるんだ。クーデグレイス。負けないぞ。

駅弁を買いました




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パニック!アット・ザ・ディスコ




慌ただしくホームで崎陽軒シウマイ弁当を買って新幹線に乗り込んだ。経木(きょうぎ)の箱に紙紐。自分のために駅弁を買って食べたことなんて一度もないから戸惑う。とりあえず写真を撮って友人に送ろう。





山口和幸というスポーツライターの書いた「ツール・ド・フランス」という新書を読んだ。山口という人はフランス語が出来るスポーツライター。ツールに出てくる選手のことなんて自分には無関係だと思っていたけれど彼はベルナール・イノーを荒々しい超人ライダーと書いていて、イノー不在の年に初出場初優勝したパリ出身のメガネのフィニヨンをなにやら知的と書いていてちょっとそれが嫌だった。





真夜中に目覚めたら窓から風がひんやり。このまま寝床でぼんやり朝を待つ。脳内で辻調のテキストを反復。バターの特性。可塑性。可塑性ってなんだろうな。舌触りがクリーミーになるという特性。なんとか性。あとは空気を含むってこと。これもなんとか性。卵黄は鮮度がいのち。卵白は殻を割って数日後の方が泡立ちやすい。





オーブン買うのやっぱり辞めよ。ケーキは脳内で焼こう。

音叉




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クラッシュ ヒッツビルuk



Netflixとディズニープラス解約後、しばらくは静かな生活を送っていたけれど渥美清も1個も観れない日々。むしろ刷新された脳で試しにPrimeビデオで最近の邦画を幾つか観た(Primeは継続)。伊藤沙莉岸井ゆきの石井杏奈など思っていたよりとっても素敵な女優さんたちを一気に吸収したが自分自身は外見までもが六角精児風であり、贔屓目だがわたしは六角精児が本物のアイドルだと思うよ。






邦画の締めに「劇場版のだめ」。ラベルのピアノコンチェルトに恋したのだめ。いつ何時も一瞬で恋に落ちがちののだめ。一瞬で落ちた恋は美しく結晶化はするものの、脳内のロジカルお化けのサークルでは説得力を得られないまま間が悪くて居場所を失うんである。






取っ付きが悪いものの単純接触効果は効果が大きい。今はもうこの六角、声楽レッスンはやってないけれど一度恋に落ちたかどうかに関わりなく、歌いこむほどにメロディとハーモニーは前頭葉にこってりと層を成してゆくし、そうしてヒトは作品に善良さや二律背反で世知辛い人生の機微を見い出してゆく。






「劇場版のだめ」で泣いたわー。弱った脳が音叉のように共鳴して六角とても涙脆い。

執着

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bts ジャメヴ


今日夕ご飯マックのハンバーガーでいい?だいぶ前になるけとマックとビールで夕ご飯とした。何ヶ月も前になるけどちょっと入院して入院中は毎日お粥で、退院したらこれを作って食べようってスマホに結構色々メモをしたけれどなかなか果たせない。何か作るのが面倒でイカ尽くしの寿司を買ったり赤飯買ったり。






今日夕方涼しくなってから月例自転車部。ズノウでシマノのトルクを体感したと言いたいけれど友人の撮影した動画を見たら太目の素人がフラフラ自転車を漕いでいるのが映っていた。それでも自分がロードバイクに乗ってるのが見られてだいぶ嬉しい。






なんでツール・ド・フランスにハマったの?なんでだろ〜、あー、パリ・ブレストかなあ、フランス古典お菓子研究からツール・ド・フランスに逸れていったのかも。自転車部がみんなツール・ド・フランスに夢中かというと全くそうではなく、わたしだって自分がこんなにツール・ド・フランスに夢中になるとは思ってなかったよ。






わたしは日常様々なものに結構好きなだけ執着する。執着について先日友人に持論を語ったが執着ブラボー、執着の何が悪い。執着の対象は東西南北多方面多岐に渡る。自転車部だからいいだろうと最近執着しているシマノディレイラー(変速ギア)についてマシンガントークを浴びせるが、漕ぎながらのズノウのギアチェンジは上手く行かない。片手を離すと前輪がふらふらして怖い怖い。下りのカーブではコースアウト。言うことを聞いてくれないズノウ。






自転車でリフレッシュ。キャベツを刻んでコールスローサラダを作る。西友て買った味付き中落ちカルビをペーパーを敷いたフライパンで弱火で焼いた。フラメンカエッグ(スペインのトマト焼き)も作る。ビールを飲む。

ペンギン



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BTS  134340


ラベンダーとレモン汁入りのカトル・カールを何回か作った。小さなオーブントースターで焼くが慣れてくると時間でトレイを回転させたりして、この辺を次に焼いてくださいよ、とやってるがオーブンの温度が下がるから扉の開け閉めはあまりしない方がいい。





カトル・カールのバリエーションにガトー・ショコラがある。辻調はガトー・ショコラ・ド・ナンシーを載せている。ナンシーはアルザスに近い町の地名で、ナンシーのご近所のメスにも特徴的なガトー・ショコラがあるらしい。レシピによるとナンシーのチョコケーキはチョコレートたっぷり、アーモンドの粉たっぷりのカトル・カール風。メスのチョコケーキはどんなケーキだろう。信頼できる情報では薄力粉入りのジェノワーズだとある。






何年か前、温帯に住むペンギンについて書かれた本を熱心に読んだ。ケープ、マゼラン、フンボルトガラパゴスは顔の模様で種を見分けるがさて、雑種は生まれないのだろうか。雑種の繁殖により、ペンギンの顔の模様のバリエーションはどんどん増えてしまわないのだろうか。






20世紀以降の戦争。国家主義民族浄化思想は雑種の概念を生んだ。わたしという雑種ペンギン。実在するフランス国内のガトー・ショコラは多種多彩だが、ガトー・ショコラはペンギンとは違い、その見た目ではナンシーとメスの違いがわからない。パクっと食べるとね。わかるのかな。ああナンシー。これはメス。






昨日娘の作ったダグワーズを食べたが大変美味しいダグワーズだった。ダグワーズはメレンゲとナッツの粉で出来ている。ダグワーズは外側が乾燥していて中はしっとりしている。メレンゲの大敵は油脂と言われている。ダグワーズでは敢えて油脂たっぷりのナッツ類の粉を真っ向からメレンゲに立ち向かわせていく。






どんなに強いメレンゲも潰れるときがくる。意外に思われるかもしれないが、ナッツ類は目の細かいパウダー状にしてしまうと油脂が多く出てメレンゲは嫌がる。バサバサ粗めのナッツ類はメレンゲと相性がよい。






わたしというペンギンも、幼いとき、雑種かどうか尋ねてこない粗めのナッツ類に幾度となく命を救われた。しかしながら何度潰されてもわたしというメレンゲは消滅することがない。まだ生きている。ペンギンとわたし。ケーキをいただいて。確かにこれは全てに勝る幸福な午後です。

ダクワーズ


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BTS  イエットゥカム




BTSのこの曲の背後で鳴ってる早回しの高音がなんとも言えず良い。キイキイとところどころで弾け続けている。砕いたキャラメルの破片を生地に混ぜてあるんである。





デパ地下でダクワーズ専門店に遭遇して買おうかなどうしよかなと唸るほど悩んだ。2個買って帰りアワワワとなりながら食べてみた。なんだかもうすごく美味しかった。





人生ダクワーズには割と遭遇する。星乃珈琲店には星乃珈琲店純正ダクワーズがレジのところで一個120円で売っている。ああこれは買わなきゃ、と2個買ってしまう。






カルディのレジの横の棚にもダクワーズ。スイカクリームダクワーズ。ビスタチオクリームダクワーズ。ああこれもください。微笑んで買ってしまう。





ダクワーズはメレンゲにTPT(タン・プール・タン)を混ぜて焼く。メレンゲにもTPTにも既に定量の砂糖が混ぜてあるのでダクワーズはすごく甘い。





辻調のテキストでは少量の薄力粉を混ぜている。辻調は、ダクワーズはフランスでは見かけません、と注意事項を添えていて、それがなんとも言えずカリカリふわふわダクワーズ。