2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

REDS

「REDS」を観たのは大学一年の初夏の頃だ。「REDS」はアメリカ映画で、ウォーレンビーティが監督、脚本、主演を手掛けた映画だ。原作はジョンリードというジャーナリストの書いた「世界を揺るがせた10日間」。ロシア革命を描いたルポだ。岩波から文庫が出て…

朝刊

「朝刊」はグレープというバンドのヒット曲で、70年代の曲だ。歌っているのはさだまさしだ。 どちらかといえば私はこの曲はメロディとアレンジが素晴らしいと思っていた。久しぶりに聴いてみた。いいなあ。そしてこの曲は歌詞もなかなかだ。この妻はたぶん若…

小麦粉ごはん

「小麦粉ごはん」はキムアヤンという人の料理本である。キムアヤンは管理栄養士だ。他にも数冊本を書いているが、どれも一風変わっていてちょっと惹かれるものばかりだ。「小麦粉ごはん」は100ページにも満たない薄い本だ。 私の数少ない友人の1人に中国人の…

風の音が聞こえませんか

「風の音が聞こえませんか」は小笠原慧の小説だ。小笠原慧とは精神科医岡田尊司のペンネームだ。だからこれは精神科医の書いた小説ということだ。「風の」は去年文庫化された。読まれているということなのかな。 私は岡田尊司の著作はわりと読んでいる。新書…

天然芝の歓び

WPキンセラ「野球引込線」という本を読んだのは、その時もう精神科へ通ってたから40歳の頃か。今も図書館の閉架にあるのかな。また借りてきて読みたいな。(いつだよ)(本ならたくさんあるじゃん〜)。「天然芝の歓び」はこの短編集の終わりからふたつ目くらい…

この胸のときめきを

今住んでいる集合住宅の外壁塗装工事のための足場が昨日から組まれ始めた。朝から夕方まで、昼休憩を挟んで、結構な騒音が鳴り響く。猫たち(2匹飼っている)がおろおろして部屋の中を歩き回る。なにやら大声で職人衆がさけんでいる。クレーン車も来た。重機が…

カベルナリア吉田と小関智弘

カベルナリア吉田の本を初めて読んだのは今年の1月。初めての沖縄旅行の直後のことだ。確か沖縄の離島を全部歩いてみたサー、という感じの本で、地図を見ながら読んだのだがこれが時間はかかったけれど読み応えのある良い本だったんだ〜。他のやつも読んでみ…

ラブアンドドリーム再び

フリッパーズギターを聴いていたのは20年くらい前のことか。どっかにCDあるはずなんだけどな。「フレンズアゲイン」も大好きだった。基本明るい曲が好きである。 今朝はTSUTAYAで借りてきたクイーンを聴いている。ギターの音がすごくいい。存在感があり、音…

ぞうさんダンスでさよならモスクワ

「ぞうさんダンスでさよならモスクワ」は田中りえという人の書いた本だ。疲れてヘロヘロな時にはこれを読みたいと思うのは、たぶん田中りえという人の文章の巧みさだと思う。著者はシベリア鉄道に乗る。一人旅の著者の出会いには無理がなく、文章には嘘がな…

アメリカングラフティ

映画が好きだ。アメリカングラフティを観たのは17歳の頃だ。先週久々に観た。途中で気分が悪くなり中断した。驚いた。主人公のリチャードドレイファスが乗っている車がシトロエン2cvだったのだ。will vi に乗った時のハイな感じはこれだったのだ。私の脳は今…

ウサギのバイク4

デヴィッドテイラーの仕事は多岐に渡る。あるとき大きなシャチが潰瘍性腸炎になり、水族館のプールは真っ赤に染まっていた。飼育員の1人は極度の貧血のシャチの腸内へさまざまな溶液を腸注するその間、その大きな尾びれを持ち上げ続ける。飼育員の決意はかた…

ウサギのバイク3

デヴィッドテイラー「こちら、動物の119番」集英社を買ったのは高校2年の時だから、16歳か17歳の時だ。この本は私の2冊目の本だ。新刊で買ったという意味である。ちなみに私は小学4年で図書係になった。その頃にはもう解離していたに違いない。私はみごとに…

あしながおじさん3

柴山雅俊「解離性障害」ちくま新書をちらちらと読んだ。具合が悪くなりそうになり途中で本を閉じる。きっちりとは読めない。本の裏に白黒写真の柴山というドクターの顔がある。あー、こんな顔かー、とか思いながら今はそれを見てる。 私はいわゆる多重人格者…

あしながおじさん2

ナイキのジョギングアプリをiphoneに落として同期した。毎日少しずつ気温が上がる。ちょっと前に眼鏡をソフトコンタクトに変えた。体力が着いたらトランポリンカフェに行ってみたい。相変わらず私の愛すべき脳内人格達は遊ぶことばかり考えている。 記憶の流…

with everyday

今日も栗コーダーカルテットを聴いている。モーツァルトのアイネクライネナハトムジークとかディープパープルのハイウェイスターをリコーダーとウクレレで演奏する。リコーダー演奏において音楽はノージャンルなのだ。時代もカテゴリーも超越する。人類皆兄…

千切りキャベツ2

久しぶりに音楽が流れている。いい感じ。栗コーダーカルテットを聴いています。リコーダーは唄う。歌詞なしで唄う。 さて、幼児の私の抱えていた障害はおそらく口の中の触覚過敏だった。私は一体何を食べて生きていたのだろう?当時を振り返ることは容易な作…

千切りキャベツ

昨日主人と入った旅先の居酒屋で蒸し野菜というメニューを注文した。熱々のセイロのてっぺんには豚バラの薄切り、それをめくるとパプリカ、スナップエンドウ、エリンギが並び、その下は一面に千切りキャベツが敷き詰められている。ちょっと風変わりな蒸し野…

シトロエン

海外ドラマ「メンタリスト」の主人公パトリックジェーンの愛車はシルバーメタリックのシトロエンDS21。1950年代に作られたフランス車だ。パトリックジェーンは弱々しく強い。矛盾しているようだが、つまりは打たれ強いのだ。最近、ごく最近だが、テレビをつ…

海キノコ

これも一種の現実逃避なのかもしれないけれど、たいていは何か新しい面白いことはないか、とかそういうことばかり考えている。世の中にはまだまだたくさんの、あっと驚くようなワクワクドキドキが存在しているからね。スコットランドには前髪の長い体中もじ…

シベリア鉄道9400キロ

鉄道が好きだ。見るのも乗るのも、電車に関する本や写真集を読んだり眺めたりするのも大好きだ。「シベリア鉄道9400キロ」は宮脇俊三という人の本で、私は電車関連の中ではこれがお気に入りである。本が書かれた当時のロシアは今とは大きく異なっているのだ…

ムタビリス

一昨日アウトレットでナイキフリーを買った。素足感覚で走れるというシューズだ。確かに走っているときの足の感覚が違う。路面の感触をじかに感じる。足の裏がじわじわとしびれる感じだ。どうも右足裏のしびれがきつい。たぶん左足をかばって走っているのだ…

TBM

レジリエンスとは何か?簡単に言うと復活力とかそういうことなのだそうだ。wikiの解離性同一性障害の文章に「解離かレジリエンスか」というものがあった。私は専門家ではない。だから何か考えついたり、結論を得たところでそれはあくまでも当事者としての見…

あしながおじさん

「あしながおじさん」はJウェブスターという人が書いた物語だ。私はこの物語が大好きで、たとえば週一でもずくを食べている、とかヨーグルトは毎日欠かさない、的な、すごく日常に密着した形でこの本を繰り返し読む。DIDの記憶力は普通の人と少し違っていて…

ミルクロード

きっかけは長女の一家が北海道に5年ほど住んでいたころに遡る。北海道が好きである。私の旅は滞在型だ。そして観光地や大都市を避けているが、それはたまたま知り合いが田舎に居たりする単純な理由だ。もう何度も北海道を訪ねているが札幌はいつも特急でスル…