2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

A・マルチェッロ オーボエ協奏曲ニ短調第二楽章

インスタグラムにJ・S・バッハのポートレイトをアップしている人がいた。青い海やメキシカンプレート、犬や猫。わたしのフォローしている人たちは主にそういうカテゴリーの人たちだからその日、J・S・バッハの顔を見てわたしはしばらくのあいだ見入ってしま…

Koop - Come to Me

ライ麦パンを焼いた。水分多めの元種200g、近所のドラッグストアの強力粉150g、細引きのライ麦粉100g、水は220gでこれまた多め。塩は小さじに半分くらいだ。 オートリーズ法という。パンにするライ麦を10時間ほど先に加水させてから捏ねる。そういうこともい…

Netty-kr.Moritsuku

若い友人が酵母を分けて欲しいとやって来た。日曜日の午後のひととき。我々は酵母云々と盛り上がった。ブランジュリー コム・シノワの本を読んでみせる。「酵母というものは厨房が変わったり新しくなると不安定になります」 おお。わたしたちは顔を見合わせ…

新潮文庫 椎名誠「波のむこうのかくれ島」

紫キャベツを水素水でパリッとさせる。ザルを引き上げるとコバルトブルーの水だ。アルカリに何かが溶けたらしい。飲んだ方がいいのか。しばし家族が討議する中わたしは目玉焼きを焼く。 チーズが無かったがあり合わせタコライス。目玉焼きは長女のリクエスト…

オルゴール

オルゴールは人間の可聴域を超えた音を出し交感神経と副交感神経のバランスを保ちストレスを癒すという。可聴域を超えた音がどうして脳に良いのかは調べていないからわからない。そしてこういうのはアナログ音にのみ言える理屈だろうからiPhoneで聴いていて…

阿部了 阿部直美「おべんとうの時間」

頂いた生姜酵母で作った元種をそろそろパンにしなければならない。粉と水を加え中種を作る。24時間後野菜室の中ではふわふわの生地がパンになるのを今か今かと待っていた。若い友人と長女に捏ねて貰い食パンを作った。わたしには捏ねる気力がない。そしてオ…

Jacqueline du Pré - Sicilienne - von Paradis

ジャクリーヌ・デュプレを聴いたのは99年頃でもう仕事も辞め精神科受診も始まり自宅療養をしていた。 はじまりは図書館で見かけた本だ。「ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ」という本だった。ほんとうの、という言葉に弱い。とうとう一曲も聴くことなくその…

Bobby Vee - The Night Has A Thousand Eyes

朝が辛い。目覚めるが起き上がることがなかなか出来ない。午前零時に寝て明け方4時には目が覚める。調子悪いなあ。鬱なのだ。診察で何か薬を貰うべきだったかもしれん。 わたしの不眠対策は単純だ。無理して寝ることはせず流れに任せるのだ。眠れなくても構…

The Blue Hearts「1000のバイオリン」

今日は診察日だった。まだ暗いうちに家を出て途中の駅でその先乗り換えをしないで済む鈍行に乗り換える。ずっとブルーハーツを聴き続ける。涙が止まらない。 世間一般のことは知らない。そしてDIDにはマニュアルが無い。マリもうさおも突然消えたがエルは違…

小説 丘の上から 冬の章 5

水平線はもうずっと前方に見えていた。上空に鉛色の雲が掛かっている。 僕たちは海に着いた。 僕はパトリックのコートのポケットから顔を出して見た。強い風にあおられて波頭が白く泡立って荒々しい。砂浜は広々としていた。不規則に形無く立ち上がる水の壁…

Kitty Daisy & Lewis 「Going Up The Country」

若い時代には曇り空が好きだった。ライカについての文章を力任せ読む。せめぎ合いの脳内では今のところはライカの勝ち。 どんな景色にも、どんな横顔にも正解などはない。そこには録り手の思いがあるだけ。ライカ撮りは自分の心に正直でなければならない。 …

創元社「アンリ・カルティエ・ブレッソン」

人づてに紅茶キノコ株を貰った。数日前生姜酵母をくれた人だ。隣町でパンを焼く仕事をしている人だ。オーストラリア人の男性であるということくらいしか知らない。会ったことはない。菌で繋がるご縁である。 こう見えてネットでの調べ物が苦手である。ディス…

内田ユキオ「ライカとモノクロの日々」

一昨日主人とポタリング。日没前には帰りたいと早朝家を出る。想像以上に風が冷たい。マックはまだか。 昼ご飯はタイカレー。主人はバジル風味の肉そぼろご飯。50円で目玉焼きを載せてくれる。タイ料理のお店に入るのは生まれて初めてだ。サラリーマンが入店…

荒井由実「海を見ていた午後」

人づてに生姜酵母を貰った。シュワシュワと元気がいい。早速全粒粉を混ぜてパン種に。数時間でもうパン生地のような気泡が見えはじめた。発酵抑制に少しの塩が入れてあるのだがとにかく力がある。 もう一つの瓶を熱湯で消毒しぶつ切りの林檎を入れ浄水を注ぐ…

根岸吉太郎「雪に願うこと」

側対歩について読んでいる。馬の歩き方のひとつだが前足と後ろ足がそれぞれ対角線上に同時に着地する歩き方だそうだ。側対歩は上下の揺れが少なく乗っている人は疲れないで済むようだ。 正田陽一が対州馬についてエッセイを書いている。対州馬。ツシマ馬とも…