2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

林二郎「ペザント・アートへ―木工生活八十年 」住まいの図書館出版局

出来事の記録。ソーセージも野菜もパンも無いので早朝主人とふたりセブンイレブンへ行きドーナツを買ってきた。リビングでミスチルを聴こうとスイッチを押すと流れてきたのはゴンチチだった。 数日前いつものカフェで日替わり珈琲を飲む。マラゴジッペ。大粒…

多重人格NOTE その17 文脈のない世界

柴山雅俊は”表象の並列化”としてこれこそが解離の基本となる障害だとして書いているが、パトナムの本では”文脈(コンテクスト)のない情報を開示してくるやり方で患者は治療に抵抗する”とあり、この2冊は合わせて読むと非常に合点がいく。 ”表象の並列化”とい…

ちくま文庫 ジェームズ・ビアード「ビアードさんのパンの本」

ビアードさんのパンの本。写真は1つも無い。レシピの記述はカップとスプーン。しかし情報量は多い。文庫サイズなのも気に入っている。 昨日有休を消化せねばならないと言う友人と1日を過ごす。先ずは役所で友人のパスポートの更新。友人が書類書きに手こず…

診察日(2016年3月)

今日診察日。主人に車で送って貰った。 待合で待っていたら重たかった何かが段々晴れてゆく感じがする。逃げも隠れも出来ない。 どうかね、主治医が切り出しわたしは情報を提供して刑を免除してもらう約束の囚人のようにすらすらと素直に語りだした。はい、…

平凡社新書 川口マーン恵美「ドイツ料理万歳!」

アマゾンでワンクリックしたナカニシヤ出版「ぶらり中山道」が届いた。嬉しい。大きい本だけど鞄に入れて持ち歩く。この数ヶ月至る所(図書館&書店)で中山道の本を手当たり次第手に取り眺めたが一様に内容に不均一が目立つ。 中山道が東海道と違うのは宿場に…

BLUE BACKS「コーヒーの科学〜『おいしさ』はどこで生まれるのか」旦部幸博

出来事の記録。 昨日は長い1日だった。朝主人が出勤。また頭痛。フラッシュバックに襲われる。当局による拷問で両耳と鼻を削ぎ落とされた男性の顔が再び現れた。名前は出てこない。'95年。確か4月だった。ソウルで会った作家だった。 窓の外に目をやる。時計…

門倉多仁亜「タニアのドイツ式キッチン」

門倉多仁亜さんの本はここ数年で殆ど見ているがこのソフトバンクが発行しているやつが1番いいな。ヨーロッパの硬水が金属のシンクに白い膜を貼ること(だからドイツでは食洗機付きキッチンが多い)やバームクーヘンは菓子職人の技術試験科目のひとつだったこと…

角川文庫 松本清張「徳川家康」

youtubeでキーシンを聴いている。正直キーシンをちゃんと聴くのは初めてかもしれない。キーシンは確かまだ10代の男の子だったはずだ。それなのに何という力強い音。堂々たる演奏。調子がすぐれないわたしはまたしても涙ぐむ。 ピアノを弾く生活が始まりピア…

スピッツ〜恋のうた

スピッツの歌で「ビバリのこころ」というのがある。この歌が主人は大好きでお客さんが来ると必ず歌う。ギターはわたしだ。先日もやった。誰の曲?と客が聞く。主人は黙って2曲目。それが「恋のうた」である。 スピッツのアルバム「名前をつけてやる」を買っ…

連載小説 小熊リーグ㊵

彼女は一旦アパートへ帰ったが荷物を作り入院となった。今回の自殺企図はビニール紐で自分の首を絞めるというものだったがその少し前にあるだけの精神安定剤をのんでいてもうろうとしてしまい結果的に強く締め上げることが出来ず死ぬことは出来なかった。 あ…

東京新聞 服部文祥「百年前の山を旅する」

熱はなかなかスッキリとは下がらない。カロナールが切れ良く効くということは単純にこれは風邪であるとして今日は1日本格的に布団で寝ることにする。小一時間ほど熟睡して起き上がり本棚をがさがさ。あった。平凡社ライブラリー 辻村伊助「ハイランド」。 辻…

映画「神々の山嶺」を観ました

服部文祥「百年前の山を旅する」を夕べ遅くから読みはじめる。この本の存在は少し前から知っていたがなにしろインパクトのある内容なので借りてきて眺めては一旦返す。ある時は延長したりするなどそれとなく側に置いて時間を掛けて馴染ませていた。 「神々の…

連載小説 小熊リーグ㊴

「ご主人ですか?」 病院の廊下に呼び出された僕を待っていたのはスーツ姿の男女の2人組だった。女性の方が内ポケットから黒革の手帳サイズの警察バッジを手慣れた手付きで取り出し直ぐに仕舞った。 「なんのつもりですか?」 僕の背後から声を掛けたのは先…

毎日新聞社 山岡荘八「史談 家康の周囲」

部屋に差し込む暖かい陽射しに誘われて外を歩いたが思っていたよりも風が冷たい。指先が凍るようだ。ただし歩いている猫には多く会った。車に轢かれないようにね。そっちこそ。猫がわたしを見た。 道の駅でロマネスコの大株が一つ200円だった。その他の多種…

ミカフェート「プルミエ クリュ カフェ」を飲みました。

昨日は結局一日中雨が降りやまなかった。約束の時間に待ち合わせの本屋へ行くと薬物中毒かトーシツか、もしくは何か他の障害を持ったおじさんが本屋の店員たちを困らせていた。おじさんは呂律が回らない。時折力無くはやく警察を呼べと泣くような声で言った…

講談社 山岡荘八「徳川家康(一)」

昨日コーンブレッドを焼き、昼時にやって来た友人に食べさせたらこれは旨いとパクパク。ニトスキの焼き野菜とソーセージ、目玉焼きに添えてランチとした。バターや卵を入れたリッチパン。また作りたいな。レシピはリコさんのパンのページから頂戴した。 昨日…

偕成社「ツキノワグマ」宮崎学

昨日日曜日、主人とふたり午後いちで名古屋まで出た。三越百貨店へ熊彫りの木工教室を主宰する若いご夫婦の展示販売を見に行った。楢の手彫りの舟形ボード。湾曲面に現れる迷走する木目がなんとも美しい。もうひと回り大きかったらこれで川を下れそう。いや…

姥ざかり花の旅笠―小田宅子の「東路日記」

知り合いの陶芸家さんから失敗作の湯呑みを沢山頂いた。ポッテリとして可愛い。高台がキリッとしていてかっこいい。田辺聖子をぼちぼち読む。読み切ってしまうのが勿体無いので途中何度も本を閉じる。昨日来客。声楽家の彼女がやって来た。彼女は声楽教師も…

JTBパブリッシング〜るるぶ「ドイツ」

出来事の記録。 引越しによる環境の激変に少しは脳内の対応が開始していっている感触がある。ここ数日脳内では女の子が語っている。放りっぱなしの小説は男性の私小説の形態だがエピソード1的なものを書こうか。そうかわたしそういえばオンナだからな。 白菜…

Mr.Children 「ラララ」

http://youtu.be/9250O6XCYkQ 2月が終わり3月が来た。2月といえばエリカだ。寒い頃に満開に咲くエリカの花が大好きだ。いつか庭にエリカの大木を植えるというのが長い間の夢だった。ささやかな夢だ。なかなか叶わない。それがまた良い。 友人がMr.Childrenの…