丘の上から

旅立ちはあきらめかけた

ひとりぼっち 誰も知らない

真夜中に 言葉呑み込み

夢を見て 涙こぼれる

ひとりでは越えられない

高い壁にしがみつき 踏ん張るような

誰の声も聞こえない 暗闇で

押し寄せる波のよう 心配が 僕を塗り潰す

桟橋を離れた小舟のよう 大空に鳥が舞う

ひとりでは 乗り切れない

大潮の海原に 漕ぎ出すような

流れる風を追い 目を凝らすよ

描いてた あの日々へ

さあ行こう 片道切符さ

僕らの旅の始まり

ほらご覧 ここにいる 側にいるよ