午前中、田口護、旦部幸博共著「コーヒー おいしさの方程式」(NHK出版)を読む。
ロブスタ種100%のコーヒーはえぐいらしい。その土臭さ、カビ臭さを”ロブ臭”という。
ロブスタ種は悪者ではないと田口護さんは書いているし、旦部幸博さんはそもそもの種の違いを比較することがナンセンスだと。アラビカ種が温州みかんならばロブスタ種はグレープフルーツだと。
ではロブスタ種はショ糖成分が少ないとあるがここはアラビカ種にはショ糖が多いと書くべきではないだろうか。
なんだってわたしはロブスタ種の肩を持つのだろう。
ひねくれてんだよ。クマが言う。おい今のはどのクマだ。クマ多過ぎだろ。
診察で主治医からひとつのことを諭された。うんわかった。わたしは頷く。そして診察終わりに主治医が尋ねた。今日の診察のダメ出しはあるか?先生のこんなとこ嫌だとかいいから言ってご覧。
わたしは言う。さっき諭されたこと。おまえ馬鹿か、って言われたみたいに思ったんだよね。
じゃあ今日は癒された感じではないなと主治医。わたしは頷いた。癒されるばかりが治療ではないからなと主治医。あーわかってるよとわたし。なんなんだよ、盗んだバイク反抗期かあたしは。もう52だぞ。
薬を待つあいだロブスタ種をまた読む。アラビカ種はロブスタ種とユーゲニオイデス種とが偶然交配して出来た豆である。ロブスタ種無しではアラビカ種は出来なかったのだ。
鳶が鷹を産んだ、あれ、これ、田口さん書いてるね。これ、書いちゃってるね。ロブスタ種の悪口書いちゃってんじゃん。