猫ヘルパー ジャクソン・ギャラクシー

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出来事の記録。昨日午後のことだ。日没頃立っていられない程の吐き気でベッドに横になった。ほんの10分前まではキッチンを反復横跳びしながらチヂミを焼きつつスパゲティナポリタン(懐かしい感じのやつです)を作っていたというのに。

今日は明け方には早々と3時起床。咳発作はもう無い。弁当を作る。しかし結局また吐き気。どうやら1時間ほどの立ち仕事で目眩が起きるようだ。吐き気の前に目眩が起きていた。右耳の耳鳴りが最近頻繁になって来た。何か関係があるのかもしれないし、関係が無いのかもしれないし。

昼までは少し寝た。吐き気無し。弁当を食べてから散歩のつもりが行けそうだったので30分走った。吐き気とか目眩とかは耐えられるが頭痛は嫌なのだ。頭痛はまだ無いがいつ来てもおかしくないタイミング。

いつかこうした「DIDの内科的プロファイリング」の生活の苦労をまとめてみたいけどこんな風に書くとDIDはアンドロイドなのかと思われそうだ。

わたしなりの工夫なのだ。書きながら悲しくなってしまうのをこうして防いでいる。今よりもっと軽症だったのにも関わらず病院巡りと薬漬けで金無し希望無しの日々を送っていたこともかつてはあった。

もちろん医療を全否定している訳では無い。DIDはちょっとしたことで城壁が崩れてしまうのだ。免疫力アップのさじ加減は体力のみならず気力も関係しているし、時々は誰かに甘えたり助けて貰ったりという判断も大切かもしれない。

そんなDIDあるあるを1から説明しなきゃいけないのはとても面倒だからまあちょいちょい内科のクリニックにも顔を出す。お馴染みの困った患者として。

最近BSTVのアニマルプラネットというチャンネルを観ている。長いようで短かったサンダーバードレスキューの日々が終わったのだ。

アニマルプラネットは面白い。面白過ぎるからあまり観ないようにしている。すんごく頭が疲れるのだ。

何回か観たのはナイジェル・マーヴェンというイギリス人男性の中国紀行だが、彼は「荒ぶる中年」と呼ばれていて少し前から話題になっているらしい。どうやら危険動物への接近を得意とするようである。

数日前の映像では内モンゴルの平原で緑色のプロンプトンを乗り回していた。ねえねえ内モンゴルだよ。どうして馬に乗らないのかがとても不思議だった。初めから終わりまでちゃんと観てなかったからわからない。きっとミニベロじゃなきゃダメっていう理由があったんだろうね。

まだ一回しか観ていない番組だが「猫ヘルパー」は良い。猫ヘルパーは困った飼い猫のなんやかんやを家まで出張してしつけしてくれるお助けマンなのだ。先日は番組中二組のカップルが猫ヘルパーに猫との暮らしを改善して貰いそれぞれハグして別れた。

特に後半のカップルが印象に残った。パートナーの男性は猫よりも犬が好き。これまで飼い猫に対し無意識に犬にするような対応をしがちで、そのせいで飼い猫が凶暴化していた。わたしは動揺した。

わたしもそうなのだ。猫より犬だ。そしてわたしは飼い猫のスコ(スコティッシュフォールド)と毎朝ボクシングをして遊んでいたのだ。

家族が一斉にわたしを見た。わたし以外の家族全員が口々にわたしを責める。

猫ヘルパーは犬の方が猫よりも優っているという偏見に満ちた男性に対してそれはもう様々なアプローチをして遂に男性は飼い猫との関係を改善した。「貴方は猫を知らない」「猫の気持ちになれますか?」

わたしが特に胸を熱くした猫ヘルパーの言葉がある。猫ヘルパーは妻にこう言ったのだ。

「貴女は今後夫が週に1度、公共の犬たちと触れ合える場所に出掛ける事を許してあげて欲しい」と。

家族のわたしに対する見方が変わった。わたしは泣きそうだった。

だからさ、猫の前で言ってもいいんだよ。

パトリックが言う。

あたしは犬が好きってさ。

パトリックここはハグだね。