荻巣樹徳「幻の植物を追って」アポック社 増補改訂新版

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出来事の記録。畑の草取りで毎回死にそうになる(ちょっと大げさ)のでとうとう敷地内を全面マルチングに。これまでこぼれ種であちこちに点在していたエゴマを収穫したら結構あった。

優先順位としてモロヘイヤをまずは片付けた。モロヘイヤは切っても切っても出てくるのでお得感がある。面倒臭いので根元から収穫したら持ち帰ってから食べられる柔らかい部分だけ切って集める作業が大変だった。こんなことならやっぱり畑で先端だけ切ってくればよかったかな。

エゴマ作業は2日間ぶっ通しでやっと終わった。買ったばかりのミスチルボレロ」聴きながらエゴマの葉を鋏でのんびり切って集める。こういう作業は演歌もしくはラジオだな、などと思いつつわたしにとってはミスチルはもはや作業BGMなんだなと再確認。

しおれた葉っぱも水素水に数十分浸すとパリっと蘇る。去年は大量のエゴマが嬉しくてチヂミにしたりジョンにしたり、はたまたエゴマの消費のために肉を買ってきて焼いてエゴマで包んで食べたりしたけれど今年は全て醤油漬けにした。

漬け込む醤油ダレも材料の計量とかもうしなくなった。すりおろしたニンニク、胡麻一袋、レトルトの美味しい醤油一袋、コチュジャン一箱、全部混ぜて最後にごま油適当にドバドバ垂らして出来上がりだ。

一枚一枚重ねるなんてことはもう止めた。裏返したり折り返したり、葉っぱを痛めないようにタレを満遍なく葉っぱになで付ける。素手でやるのも生まれて初めて。ビーツより赤くならない。なんか悔しいな。(なんでやねん)

荻巣樹徳さんの増補改訂新版を大きな都市の図書館で借りてきた。写真満載。これは別物だ。p190に”救荒植物チャンチン”とある。チャンチンは中国奥地の幻の食用植物とあるがわたしは幼い頃チャンチンをよく食べていた。

チャンチンの木も覚えている。柔らかい新芽を醤油漬けにする。大人になり山を歩きながらあああれはチャンチンではないか、と手を出そうとしてウルシだよと友人に制されたことがあった。

そうかチャンチンは日本には自生しないのか。チャンチンの醤油漬けはエゴマよりも味が濃厚だった。美味しかった。チャンチンとこうして再会出来るとは感慨深いものがある。

今日エゴマ作業2日目。採ってきたエゴマはWILL VIの小さめのトランクからはみ出るほどで、2日目だというのになかなか終わらない。背中も腰もだんだん辛くなってきた。「ボレロ」はなかなか印象が薄いアルバムである。引っかかる曲がまだ見つからない。不思議なもので聞き込みをするにつれてだんだん聴こえてくるということがあるのでとりあえず聴きましょうね。

再び水素水でパリっとさせて秘伝の醤油ダレを前日の2倍作ってエゴマにぶっ掛ける。プラスチックのコンテナに出来上がりを詰める。沖縄の友人はこれがとても好きでなんやかんや作ってもこればかり食べていた。

この素晴らしくニンニク臭い醤油漬けを沖縄に空輸出来るかどうかずっと考えている。

今日は疲れ切って早めに就寝したがやはり真夜中に目が覚めてしまった。

ミスチルボレロ」を聴く。

エゴマの香り漂うミスチルボレロ」。これはエゴマボレロだ。

違います。

やっぱ違うよね〜