胡瓜とヨーグルトのスープ〜Gurken Kaltschale(ガーケン カルトシャーレ)

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gurken kaltschaleは”胡瓜の冷たいひと皿”の意味です。ドイツは寒い国というイメージだから胡瓜のスープは意外な感じがします。もちろんわたしはドイツへ1度も行ったことがないんですが。オーストリア料理にこれを少しバージョンアップした胡瓜の冷製スープがあります。

バージョンアップっていうのはトッピングに胡瓜を載せてたりします。ずいぶんお手軽なバージョンアップですが、まあ胡瓜多目、胡瓜メインというコンセプトなのかもしれません。

少しの調査で胡瓜とヨーグルトのスープはブルガリアでは「タラトル」、トルコでは「ジャジュック」と呼ぶことがわかります。胡瓜とヨーグルトを加熱せずに合わせること、塩味であること、すりおろしニンニクを入れることなどが一致しています。

材料と作り方

胡瓜一本でスタートする感じの量。5人分くらい。

胡瓜 一本

プレーンヨーグルト 500cc

ニンニク 1ヶ

水 適量

塩 適量(だいたい小さじ1)

ジップロックコンテナに胡瓜とニンニクをすりおろします。プレーンヨーグルトを加えてぐるぐる混ぜます。よく混ぜます。塩を振って出来上がりです。

ここに水を入れるか入れないかの判断ですが、例えばトルコのジャジュックはスープと言ったりサラダと言ったりするようです。使うヨーグルトによって濃さが違います。

ぐるぐると混ぜていると自分の目指すところが見えてきたりします。滑らかなスープにしたいのか、ポタージュのような感じに仕上げたいのかということですね。

トルコにはハイダーリという水切りヨーグルトとフェタチーズ(山羊のチーズ)を合わせたディップがあります。ハーブを混ぜます。これはスープではなくディップです。

胡瓜をすりおろす、というのがなかなか勇気が要ります。何故かはわかりません。だからハイダーリを作って胡瓜につけて食べたらいいのに、とわたしは思いました。ハイダーリにもすりおろしニンニクは入ります。ハイダーリではなくジャジュックを作るというそれだけでわたしは勇気を示せるのでなんだかお得です。

冷蔵庫で冷たくして食べます。これはパンが欲しくなりますね。もっと暑い時期に作ればよかったなあ。

今日のBGMはキリンジ「サイモンスミスと踊る熊」。この曲はrivedroite(リベドロワ)さんに教えて貰いました。

http://youtu.be/7jryAhRet5A

ヨーグルト発祥地はトルコですがブルガリアにはジプシーの熊使い”ウルサリ”の本拠地ヤゴダがあります。

ブルガリアのヨーグルトスープ「タラトル」には胡瓜と胡桃(くるみ)が入っています。胡瓜と胡桃。熊使いの国ブルガリア。なんかいいなあ。

胡瓜好きの熊、絶対いるよね〜