日々の記録。
アーネスト・サトウを読む。幕末。横浜では毎年のように外国人が斬り殺される。アーネスト・サトウの悲しみ。
立ったまま埋めてくれ。冒頭のジプシーの歌手の話。自由がない。とにかく自由がない。
昨日夫に近所の骨董品屋さんに連れて行ってもらう。馴染みの店主が久しぶりだなあと歓迎してくれる。おじさん、熊居る?店主はニコニコ。黙って店の奥を指差した。
店の奥は木彫りの熊だらけ。足がぬいぐるみみたいに太い大きい熊、ワイルドなやつを買った。こんなにかっこいいのに本当に二千円でいいの?二千円だって高いっていう人もいるさと店主は笑う。腕時計好きの夫は店主とセイコーサイコーと盛り上がる。
モールにあるミスドでチュロスと紅茶。夫はおかわり自由のカフェラテ。チュロスっていいな。カタチがいいな。歯ごたえがあっていいな。いろいろいいな。
モールのキッチン用品コーナーで鉄瓶を買う。人間死ぬ気になれば鉄瓶のひとつくらい買うものなんだな。鉄瓶に直接炎を当ててはならないらしい。沸騰後弱火でしゅんしゅんと湯気を出させる。鉄瓶の手入れのひとつは毎日使うことなのだそうだ。
そして昨日の目玉はケーキ型だ。リング型、スクエア、パウンドの3種類。持っていたケーキ型はどれも微妙に大きくてダッチオーブンには入らなかった。洗剤で洗って水分を拭く。これからこれでパンやケーキを焼くのだ。
わたしの目の前で長女と次女が話している。わたしの子どもたちはいつのまに大人の女たちになったのか。わたしは何故いまもまだ子どものままなのだろうか。
悲しいとか寂しいとかはぜんぜん思わない。ただただ有難い。
とにかくこのホーン岬を越えよう。