もう何ヶ月も肉団子関係の本を息抜きに読む日々。はじめは肉団子だったが調べるうちにいつの間にか肉なしの小麦粉団子、そして小麦粉団子に豆やビーツなど様々な素材を混ぜ込む団子、どんどん脳内に入って来た。四方から、一個一個、入って来た。
夫はニョッキが好きで少しの量ならば毎日でも食べてくれる。目に付く市販のニョッキを買い漁ったが真空パックのニョッキはビニールの味がするような気がして美味しくはない。
さてもうどこの国のなんと言う食べ物かはどうでもよくなってくる。それでは研究とは言えないがそもそも団子の研究をしているつもりはない。息抜きに読んでいたのだ。
チェコの杏ジャム入り茹で饅頭はとある北イタリア地方でもご当地団子だったりする。唸るなあ。
夫が好きなニョッキはジャガイモ入りの小麦粉団子を茹でて南瓜チーズソースで和えたやつだ。これはサイドディッシュとして作るにはとても手軽だがニョッキが重いので乾燥ショートパスタでもやる。
団子というのはなんだか名実ともに強い。団子という響き。団子をひと噛みした味わい。肉団子として名前の頭に肉が付くとさらに強力だ。みたらし団子対五平餅ならみたらし団子の勝ち。まん丸だからさ。ニョッキ対ハンバーグはハンバーグの勝ち。肉入りだからさ。
ドイツでは団子状の塊を粗くすりおろしたものをスープで煮て食べるらしい。すりおろしたと言っても粉々にはならない。わたしはフジリをスープにパラパラ入れて食べるのが好きだ。いつかドイツ行って美味しいやつ食べてみたいな。
ラビオリと呼ばれるおしゃれなパスタがある。詰め物入りのパスタ。ジャガイモ入りの生地を薄く作り癖の少ないフレッシュチーズを二つ折りにして挟み塩入りのお湯で茹でて食べる食べ物なんてあるんだな。日本語の表現の限界か、'ラビオリのニョッキ'などとある。
同じ発展系でポレンタを小さめに型抜きしたものは'ポレンタのニョッキ'。あいや美味しそう。食べたい。
たぶんどのニョッキも夫好みの味わいだからぼちぼち作ってゆこうっと。
ふたり分のクリームソースに無調整牛乳は扱いにくく最近は専らスキムミルクを使う。その前にはエバミルクを少量使っていたがエバミルクの缶詰があまり売っておらず売っていても滅法高い。
ジプシー調査で脳飽和。手打ちショートパスタをサルシッチャと青菜でオイルソースにしたやつ。魚介のスープにショートパスタがゆらゆらしてるやつ。そんな食べ物が脳内を浮き沈みする。
いやこれ書いてたらちょっとみたらし団子食べたくなってきました。