https://open.spotify.com/track/1nOz2KElSM34Lk9DcVkAbN?si=557QMT1QSsSB1POj_SXSTA
春が来て足元の下草を見ながら歩く。ハコベのことをヒヨコ草と呼んで夢中で摘んだ。兄が十匹くらいのヒヨコを飼っていた。子どもの私が摘んだハコベは茎が赤銅色でつるつるしていていい匂いがした。ドイツ人のケンペルという医者は30歳から世界一周をした。初めスウェーデン旅団の医師としてロシアを南下し、ペルシャでオランダ東インド会社の船医となり39歳で長崎の出島。2年間を過ごす。帰国後50歳を過ぎてから世界を巡り歩いた記録を本にしたがそこにハコベが出て来る。FAKOBI。ケンペルさん、春先の道端でハコベを手に取ったね〜