記憶

 

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1/6の夢旅人

 

私は気付いた。記憶というものは何かを証明したり、断罪したりするものではない。記憶は曖昧である。記憶は断片である。

 

そうだとしても記憶から立ち上るもの全ては私の人生の輪郭を成すんである。だからこそ強い印象で記憶を誤って読み解くよりは曖昧模糊としておくほうがましである。無理やり引っ張り出す必要はない。過去は逃げ去ることがない。

 

ヒトは見たいものを見る。見たいものだけを都合よく受け入れる。でもわたし偽りは要らない。たとえそれが見たくもない景色だったとしても、自分の弱い心が記憶を偽装することを許したくはない。