https://open.spotify.com/track/2JDx9inFJvI1tC7ggVK2nK?si=sH0uadUoTwekFrHthrgliA
炎
夜の音？彼女は夜の音を聴くと言った。夜はなにもないの。夜は誰も居なくなるの。君は眠っていて何もわからないんじゃないの？だから、そうだよ、夜寝床で1人目を閉じるのは僕だって怖いよ。フライデーが言った。それで僕らはその夜から彼女の寝床で団子みたいにくっついて寝た。ねえ夜の音聴こえる？彼女はぐっすりと眠っていた。
小説 丘の上から 春の章①
https://open.spotify.com/track/1G5pr85QSu0mnbAnWttXnB?si=L_vcppCQQRyBjWz_S-ualw
キティ、デイジーアンドルイス
その家は二つの理由で家賃がとても安かった。ひとつは持ち主が帰りたいときにすぐに帰れるということ。そのてん新しい住人は家の持ち主の姪っ子だったから叔父さんが突然帰ってきてもお帰りなさいと言うだけだ。もうひとつの理由はこの家には動物が常に出入りするということだった。動物というのはジャケットを着たライオンラビットと冬眠をしないリス。リスの名前はフランクリンというがこの名前はこの家の持ち主であるジョージピーターズが付けた。フランクリン！女の子が僕を呼んでいる。彼女はたったの9歳だけれど、あたしはじゅうぶんに一人暮らしが出来る、一人ぼっちには慣れているのと僕に打ち明けた。
叩き続ける
https://open.spotify.com/track/2vLTyCaSRZp253LfSxbEP1?si=DYtgqAJ9QVa5-ewFh2tKMA
スピッツ'紫陽花通り'
勇気、希望。ちっぽけな一匹のリスにもこうしたものが必要なのだから、この世界のすべてにはもっと大きな力が必要なのだろう。世界と言ってもそれは僕にはいつだって狭い。リスである僕はすこし駆けてはまた引き返す。僕にはずっと世界はそのくらいの大きさでしかなかった。
「丘の上から〜秋の章」より
トップス
https://open.spotify.com/track/4V9BGsTsdd2D2F8KdSiIxW?si=wnh_r53ISjaLHj7Sn5QZrA
試練の日々で、目まぐるしく状況が変化していく。たとえ願っていた結果にならなかったとしてもそんなに落ち込まないように。起きて半畳寝て一畳天下取っても二合半。実際ヒトの本当の幸せは状況にそこまで依存しない。目を閉じて見えないものを見る能力。
こぶた
https://open.spotify.com/track/5J3PKvfTvG9SzqgSoy6U2t?si=iS6TpwmnQDSd8YBQDWe4Tw
スピッツ'ナナへの気持ち'
毎日コンサーティーナを弾く。弾くといってもボタンを押す引くである。順次進行の音で旋律が作られている曲は弾き易いが押したり引いたりでガクガクが続く。斜に構えた粋なフォームで、なんとか順次音の押す引くをやり過ごす。こぶたー、タヌキー、キツネー、ネコー。この曲はメロディが全て順次音進行で練習にもってこいだがこぶたやタヌキの曲を熱心に歌い上げるわけ。
健康診断
https://open.spotify.com/track/2FeUZsmNGWc3No6v9GCdST?si=XDIUaWY0TTGRjDc0P1btNA
ベルアンドセバスチャン
あの、猫の名前が変わったんで。レモンちゃん？ハイ明智(あけち)です。あけち…？ハイ、あのー、アケチ〜！って呼んでるんで。…片仮名でいいですか？
