2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

講談社現代新書 杉山登志郎「発達障害の子どもたち」

(東山動物園 対馬ヤマネコ舎) 動物園へ行った。ツシマヤマネコを見たかったが週末ということもあってかツシマヤマネコにはギャラリーが多くヤマネコは最上段から降りては来なかった。ローアングルから望遠レンズで撮る人もちらほら見かけた。ヤマネコは24時…

五柳書院 「ブルガリアにキスはあるか」荒川洋治

(ミセス・ハーバード・スチーブンス/可児市花フェスタ記念公園) 荒川洋治「美代子、石を投げなさい」は1994年出版「坑夫トッチルは電気をつけた―荒川洋治詩集」に収められている。「美代子、石を投げなさい」を読んだときの衝撃を覚えている。詩人ていいなあ…

スコーン

スコーンにもいろいろある。私が1番好きなのは素朴な味のスコーンである。これをスコーンと呼んだら誰かはきっといやいやこれはスコーンではないですと言うような、そんなギリギリのスコーンである。 このスコーンはフライパンで焼く。やはりオーブンが苦手…

ムタビリス

そのバラの起源について読んだのはもう10年以上前のことだ。 アフリカの東の離島。レユニオン島の話。レユニオン島は昔はブルボン島という名前だった。王様が言いつけたのか、島の人たちが好きでそうしたのか、そのどちらかだった。 島の家は生垣にバラを植…

診察日(2016年11月)②

診察へいく。あたしが良くなった、って言うと、どんな風に良くなったんだ、そしてそれはどんなきっかけで良くなったんだと先生は厳しい。あたしの言葉を先生は全く信用しない。 疑っているわけじゃない。弱音を吐いていいよと言ってるだけ。みっともない言葉…

診察日(2016年11月)

今日診察日。 沖縄から帰ってからというもの、どうにも不安定なわたしが入院することに夫は賛成だ。主治医はDID患者のわたしに向いている近隣の病院を探してくれた。入院はしたくないとわたしは譲らない。入院は家族のためでもあると主治医は言った。 もしも…

製パン王 キム・タック

キリル文字というのがある。ロシア語のあのケータイの顔文字みたいなやつである。ブルガリア語はキリル文字を用いてはいてもロシア語とは言語体系が異なっている。ブルガリア語を読む時はアルファベットに変換せねばならない。 ロマニー語というのがある。ジ…

ハヤカワ文庫 レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」清水俊二訳

昨日は次女の運転で市民プールへ。流水プールで浮き輪でぷかぷかしたのちウォータースライダー。25メートルプールでなんとなくクロールをやってみた。結構泳げた。なんだわたし泳げる。周りを見回すとお年寄りばかり。デジャブ〜。沖縄ではなくて銭湯だった…

spitz-初恋クレイジー

久しぶりにパンを捏ねてみた。寒くなり、神戸へ行った三女夫婦が残して行ったアラジンをリビングに置いてみた。点火。ダッチオーブンで2時間で焼き上がりました〜。 全粒粉を三割ほど混ぜた強力粉2カップ、イースト小さじ2分の1、卵黄1、豆乳2分の1カップ、…

spitz-みなと

昨日午後友人から電話。貴女が食べたいって言ってたお店の、そう、麩饅頭、買ってきたよ。え?わたしが食べたいって言った?わたしそんなこと言った?わたしは返す。電話を切って階段をパタパタと降りた。友人はほれと紙包みを差し出し今日は忙しいと風の中…

恨のヒト

韓国ドラマ「天地人」には何人かの孤児が登場する。 ところがこの孤児という言葉が適当ではない。この1年でわたしはかつてない心境の変化を得た。それは自分が今日生きていることイコール親が在ってのDNAの連鎖である。親は居る。親の存在はけして無ではない…

天下一品

(天下一品のこってり。こってりですよ〜〜) 天下一品ではレジ前に瓶のラムネが売っている。夏だけかと思っていたけれど冬近い寒い日でも瓶ラムネはあった。再生硝子の正にラムネ色の瓶がトロ箱の氷水の中で冷やされている。 天下一品へ行こうよ。元気が出な…

菓子パン

(天下一品のあっさりラーメン。あっさりとはいえかなりこってりに思えたのはわたしだけ?) 風呂を買った。先月のことだ。風呂を売っている店舗は近所に三軒あって相見積もりをして決めた。 見積もりに来た最終業者は大手であり、ガス会社の御用達であったが…

天地人、そしてシャーロック

「天地人」は何年か前の韓流ドラマで原題は「発酵家族」という。ururundoさんに教えて貰って直ぐに借りて来て毎日少しずつ観ている。ururundoさんは「ストーリーはどうってことない」と書いていたけれど普通にがっつり感動している。 個人の育った背景がどう…

シェーラ・ソーシッスとポー・サレ

シェーラ・ソーシッスというのは挽き肉を塩漬けにしたものを指すフランス語で、ポー・サレというのもやっぱりフランス語で、こちらはかたまり肉を塩漬けにしたものを指す。というのは河出書房新社上田淳子「はじめてのシャルキュトリー」という本で初めて知…

ダンスパーティー

https://youtu.be/7--cJk9_ZIM

twins(双子)②

その双子の兄と弟は隣町に住んでいたから、わたしたちは同い年だったけれど小学校も中学校も一緒になったことはなく、こうして店のフロアー係と客という風にして出会うまでわたしと彼らとには面識がなかった。 それからのちのある夜のことだった。1人でやっ…

twins(双子)

夜の10時の少し前、もう閉店という間際に必ず彼は1人で来店した。それは今から30年以上昔のことなんだけれど、昨日のことのように覚えている。 今週末の夜は空いていますかと彼はわたしに尋ねた。そのときわたしが働いていたお店は両親の経営するレストラン…

東京書籍 中村庸夫(つねお)「海の名前」

今日からランニング。もうこうなったら走ってやる。 脳のお薬は飲んでも効かなかった。悲しい気持ち、虚しい気持ち。誰かがわたしを諭す声。左後頭部のひどい頭痛。しかしながら薬をのんでいたおかげで先週はとにかく寝た。毎晩7〜8時間は眠れていたし、週末…

花束&ペヤング

出来事の記録。昨日来客。2人の友人が夕ご飯に来た。2人は兄弟。弟は20代美身でイケメンだが兄は30代背が低く人の良さを醸し出している。よくある組み合わせ。久しぶりだなあヒロシ。出鱈目の名前で夫が弟の方をいじめる。アンタおっちゃんか。 わたしはまた…

中山道〜草津宿の巻

草津宿 近江国栗太郡(滋賀県草津市) 海抜95m 本陣2 脇本陣4 旅篭屋132(最盛期) 草津という地名でまず連想するのは群馬県の草津温泉だが中山道の草津宿は滋賀県の琵琶湖の下、南東にある。JR草津駅前の商店街を西へ進むと道なりに本陣がある。 草津宿は今は人…

エレファントカシマシ/悲しみの果て

http://youtu.be/0WZu7L7Hjds https://youtu.be/MNWmJt4oe3Y 『悲しみの果てに何があるのなんて 誰も知らない見たこともない』 エレファントカシマシの彼はわたしの未完の小説の主人公の精神科医のモデルである。小説の中で主人公の男性は売春婦の私生児とし…