講談社漫画文庫 横山光輝「徳川家康」全8巻

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昨日は久しぶりに主人と静かな週末を過ごす。漫画「徳川家康」を読む。この物語はとにかく登場人物が多い。漫画というのは便利である。悪い人は大抵悪い顔つきで現れるので記憶の助けになる。

わたしはコツコツ読んでいるがそれでもなかなか進まない。まもなく第1巻を完読というところ。文庫サイズだけど愛蔵版だから一冊が600頁もあるのだ。GW中に滞在していた次女は1日で2巻まで読み切った。若いってすごい。

数日前にいきつけのカフェのカウンター席でランチを食べた。「のだめ」を貸してくれた友人が引っ越してしまい完読せずに「コミック本のだめ全巻」とお別れした。一緒にランチをした友人はもちろん「のだめ」を読み切っている。

そんなことを話していたらお隣の婦人が唐突に話に加わって来た。大学生の娘さんがオーボエ奏者として「のだめコンサート」に出たという。友人はそのコンサートを聴きに行ったようだ。

初対面で戸惑うわたしをマスターが彼女に紹介した。絶妙のタイミング。わたしはクロストークが苦手なのでこんなシチュエーションではたいていおたおたしてしまう。

昨日土曜日、産直市に緑の野菜を買いに行くがクレソンが見当たらない。わたしはこの数週間ほぼ毎日クレソンを食べていた。クレソンないですか?尋ねてみる。ごめんねー今日は入ってないんだよね。

蕎麦を冷水で締めて山盛りのクレソンと和えて甘めの麺つゆを掛ける。わたしと主人は「クレソン蕎麦」と呼んでいる。ミョウガや青ジソより断然美味しいと思うんだけどなあ。やっぱクレソン自分で作るしかない。日向でもつくれるのかな。小川とか無いと生えてこないよね。

目を皿のようにして歩き回りディルとエシャロットを見つけた。どちらも百円。綺麗な山椒の新芽もGET。デパ地下レベルに面白い産直市なのである。

昨日はそれでぶち込みサラダ。クレソンの代わりに胡瓜。パセリやラディッシュ、セロリ。エシャロットは明日ソーミンチャンプルーの仕上げにぱらぱらやるのはどうかな。エシャロット見てたらなんだかソーミンチャンプルーが食べたくなった。

主人とふたりの週末はぶち込みサラダとパンだけの夕食と決まっている。昨日はハムも無し。産直市で雑穀とヒマワリの種のロールパンを見つけ思わず買ったがオイルも入っていてリッチで美味しいパンでした。なんかラッキー。

食後はロバート・ダウニーJr.の「シャーロック・ホームズ」を観ていた(DVDを持っているんです)が8時にもならないうちに睡魔に襲われた。野菜とパンだけの夕食は寝つきを良くするようだ。夕食が5時だから何もかもが早いのかな。

家康の母於大は幼い家康と別れ、見知らぬ武家に嫁ぐことになった。山岡荘八は波太郎と称する架空の人物をストーリーテラーとして置くことで物語の芯を切らさずに書き綴っている。波太郎は於大を嫁ぎ先の武家と偶然を装い惹き会わせたりする。うら若い於大の試練の人生をこのように側で支えた人物がきっといたに違いない。於大は頭を垂れた。そのうつむき加減で彼女の平安な心情が瞬時に伝わってくる。わたしはそんな空想に癒された。漫画は映画並みに脳にくるようである。

カフェの本棚に「べルサイユのばら」の愛蔵版があった。「のだめ」も全巻揃っていた。まずは「のだめ」かな。真一の指揮者コンクールのところで止まっているからな。

しかしながら漫画読んで泣いたりしてるところなど他人にはけして見せられん。あってはならぬ。断じてならぬことなのじゃ〜