温泉②

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スピッツ'君だけを'


k温泉と地元では呼んでいた。k温泉は標準タイプのありふれたお風呂屋さんだったと思われる。結婚後のとある寒い冬の日だった。神経痛に悩まされふとk温泉へ行ってみようと思い立ち私は主人にその場所を教えた。まだ小さい子どもたちは脱衣所でわらわらとはしゃいでいた。結局療養泉でもなければ源泉掛け流しでもないk温泉で神経痛が治るわけもなく、よくよく考えてみればk温泉というのは県道沿いに見かけるお風呂屋さんに過ぎず、私はそのときが初めてのk温泉だった。コロナ終わったら猿投にラドン温泉があるから行こうと友人からメールがきたが、私は性懲りも無くk温泉のことを思い浮かべてしまうのだ。