https://open.spotify.com/track/4oyvIoH58mvISrXYocd2cI?si=RVg5B8gtQhKR72aC2Axn4g
リジンは精神科医になったがフロイトやユングを私も読んだものだ。二親と死別した彼女は明るい家庭で育ったけれど心の闇は警鐘を鳴らしていたのだ。戸籍名を詐称、居たはずの子どもは居なかったことに。ドヒョンは偽りの日々を長く過ごした。ドヒョンの発病にはそんな背景があった。罪悪感は健全で誰しも抱くものだけれどドヒョンは抱え切れないほどの失意に押し潰されてしまった。次から次へと交代人格たちが立ち上がる。人間の脳は素晴らしいですな。彼は独り生き抜くため空想を続けた。