外野フライ

 

 

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オルゴール 'ロビンソン'

 

 

リスパダール飲んだって僕が見えなくなるだけで僕が消えることはない。だけど飲みたければ飲めばいい。だけどひとつだけにして。それ以上飲んでも薬を消費するだけ。肝機能を消費するだけ。効果は変わらない。よく考えて。

 

 

 

君は猛獣なんかじゃなくて、怒っている子どもなんじゃないかな。僕は喧嘩する気は無いけれど、腹の立つことがあれば何でも僕にぶつけていい。全部理解出来るとは限らないけど、君の言葉を百パーセント受け止める自信はある。パンチ入れて来い、打って来い、本当だよ、大丈夫だ。

 

 

 

外野フライが高く上がって一瞬空に吸い込まれちゃって、何も帰らない。そんな虚しい日々が終わった。精神病とか記憶が飛ぶとか多重人格とかみんな見えている。守備範囲がわかってきた。いつ落ちてきてもどこに落ちてきても走り込んでキャッチする。

 

 

 

トレーナーのことを深く知るとか、よもや深く愛するとかこの精神病っていうレースには無意味。実際に試合に出ているのは私。この試合には私の生死がかかっているだけじゃなく、トレーナー自身難しいレースのさなか燃え尽きたならギャクテンイであっさりと絶望で潰れる。

 

 

 

僕らはごく普通の生身の人間に過ぎないからね、これを忘れたらおしまいだからね。そしていつか言ったよね。もし僕が潰れたとしても、そのこと自体に意味がある。もうダメだって思ってからが大事だ。

 

 

 

保身で守り、最適なシチュエーションしか認められない脆弱で非生産的、幻想だらけの自己過信。いつもどっかの誰かの些細な落ち度を見つけて苛ついてばかり。ああ愚か。