メリーアン THE ALFEE

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昨日夜帰宅。1日早い日程。夫に車で神戸まで迎えに来てもらった。なんだか電車に乗る気力が無かったのだ。

三宮元町の繁華街を夫と飲み歩く予定もキャンセルして三女宅の最寄り駅の白木屋へ。夫は瓶ビール、わたしは宮古島黒糖焼酎。突き出しは枝豆、出し巻き卵やオムそばなどとても美味しかったが焼酎は全然飲めなかった。早くも夏バテである。

午前中に中国道から名神高速で大津までゆき大津からは県道を走った。近江大橋を渡り湖岸道路をゆるゆると北上する。セブンでおにぎりを買い込んで食べながら進む。わたしは紀州梅とツナマヨ、夫はカツ丼おにぎりと熟成鮭イクラおにぎりである。

琵琶湖が広々として美しい。ところが近江辺りで夫が猛烈な眠気に襲われた。どうやら琵琶湖に飽きたらしい。道路を東へ折れて近江兄弟社メンソレータム工場などをチラ見し、とことこと安土を走り抜け彦根城を目指す。城下町のマックで一息。気を取り直して再び湖岸を長浜まで走った。

長浜城で琵琶湖を離れると今度は21号をひたすら東へ。関ヶ原、垂井、大垣、墨俣。揖斐川長良川木曽川を小気味好く越えてゆく。夕方無事帰宅。よく走った長旅ご苦労であったとぬるい発泡酒をプシュー、氷入りのグラスに注ぐ。しゃーないやん、留守だったんだもん。

今朝は掃除洗濯をしつつ、冷蔵庫で解凍後死にそうになっていた牛肉と獅子唐でプルコギを作った。そしてそういうのはなんだか食べられないのです、と独り言をいいつつ弾丸のようにグリーンカレーを作った。

友人から貰った富山の米を土鍋にセットして浸水させソファで寝転ぶ。何もしたくない。アルフィーを聴く。

わたしはこう見えてもアルフィーが好きである。アルフィーは今年で創業42年。もはや老舗の洋菓子屋の風情がある。黄金期の上質の音楽をたっぷりと蓄えた天才集団なのである。

名曲「メリーアン」。youtubeってすごいな。わたしはいつもたいてい1983年の「メリーアン」をまず聴く。聴くというか観る。なんと自由なのだ。この人たちは本当に伸び伸びしている。3人の強すぎる個性が決して混ざらないで、むしろそれが独特の一致と調和を生み出している。

わたしは3人の中で誰が好きかと聞かれたらなんて答えようかと悩む。3人とも大変魅了的だからだ。決め難きを忍んで言うならばはっきり言ってこの年になるといくらイケメンでも高見沢さんのあの派手さはキツい(かといって平凡なスタイルで一緒に電車とかに乗っても何か違うような気がする)。アルフィーのすべての楽曲を作っているのは彼である。切ないメロディと言葉の数々を生み出すためにきっとあのように奇抜な衣装やギターが必要なのに違いない。

坂崎幸之助は素晴らしい。彼は一見地味なようでアルフィーを構築してきた立役者だ。高校時代桜井にベースの弾き方を、高見沢にはスリーフィンガーを教えたのは坂崎幸之助であることは有名だ。彼は動物好きである。猫の本なども書く。やはり男は猫好きがいい。猫好きの男は無条件で素晴らしい。

坂崎幸之助はジャパニーズポップス特選集をこれまで3枚プレスしているが3枚ともなかなか値崩れしない。あーあ、買おうかな、買おう、もう買うときがきた。ワンクリックだ。

アルフィーの桜井はミスチルの桜井よりも大幅になぎら健壱寄りである。だからどうだと言われると何も返せないけれどまあそういうことなのだ。そして桜井はとても歌が上手い。彼がメリーアンメリーアンと連呼するのを聴くたびにわたしは彼の両肩を揺すって目を覚ませと喝を入れたくなる。女々しく、かつまたベアーリッシュな男の泣きを歌わせたら彼の右に出るものはミスチル桜井和寿がいる(意味わかんないし)。

やはり坂崎幸之助だ。坂崎なのである。わたしの今日の夢は坂崎幸之助と「白い色は恋人の色」をデュエットすることだ。カラオケでもいい、歌いたいのだ。

だけど我々はどっちもハモり担当だ。

デュエットは難しいかもしれない。

いやしかし坂崎幸之助ならばわたしのハモりにさらにテノールパートでハモることだって出来るに違いない。

主旋律とかもう要らないや、うん。

「メリーアン」騙されたと思って1度聴いてみてください。ホントクオリティ高いから。

https://m.youtube.com/watch?v=1tnyLdv4pPs#