次女がだいぶ動けるようになった。次女のアパートは地下鉄の駅の近くに建っている。早朝焼きたてパンを買いに駅前のパン屋へ。
粗挽きソーセージのパイとメンチカツサンドとオレンジジュースをトレーに乗せてレジに並ぶ。レジの脇に昨日の売れ残りが一個100円で籠に入れてあった。何パンかの表示がないけれどなんとなくくるみパンみたいなやつをひとつトレーに乗せた。
午後は駅前のスーパーで和牛の切り落としと白ワイン、セロリなど香味野菜、生の魚はあまり美味しそうではなかったので冷凍シーフードミックスを買って調理。
何作るの?すき焼きだよ。次女とすき焼きを食べる。わたしは白ワインを飲んだ。すき焼きならば赤ワインだと思いつつ食べ終わり立ち上がり、シーフードミックスを白ワインで蒸し焼きにして缶詰のクリームを注ぎ入れてクラムチャウダーを作った。
夜。夫が車を飛ばしてわたしの着替えなどを持って来てくれた。テーブルはさっきのすき焼きはなかったことになっていて夫はクラムチャウダーとバケットを食べている。次女ももう一度食べる。
10月に沖縄へ行くことを話すとわたしも行くわと次女は電光石火で飛行機のチケットをとった。しかもわたしと三女の乗る飛行機の空席をゲットした。
翌朝は冷蔵庫にあったプレーンヨーグルトに塩とすりおろしニンニクを混ぜ缶詰のミックスビーンズあけて混ぜた。セロリのスライスも入れる。塩をしたヨーグルトは味噌漬け的な感じでとても美味しいのだ。
スーパーで買ってきた微糖のアイスコーヒーと牛乳を混ぜる。オリゴ糖があったので微糖を無視して甘くしてみるとコーヒーのよい香りが戻ったような気がした。目玉焼き、昨夜の残りのクラムチャウダーとバケットで朝ごはんを食べる。
帰るわ。うん。わたしは次女の服を借りて着替えると鞄を下げて部屋を出た。地下鉄で「ベルサイユのばら」を読みながらふと思い出して次女にメール。
ソファの上にドイツの本がない?忘れてきたわ。読んでいいよ、面白くないかもしれないけど。
ドイツ置いてってフランスをお持ち帰りか。次女がメールを返した。
ええねん。そこはウルフルズな母である。