物語

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メリポピンズ’チムチムチェリー'


映画「ウォルトディズニーの約束」の原題は「バンクス氏の救済」という。数日前Netflixで観てみたらやっぱり派手に泣けた。私は常々物語というものは救済だと心掛けている。最も救済されるべきは誰。それはその物語を読む人ではなく作家自身なんである。この映画が感動的なのはウォルトディズニーが常に誰かの救済を願っている人として描かれていることだ。この映画で貴女のお父さんを救うのです、そしてこの映画を観るだろう何人ものバンクス氏を救うのです。トムハンクスの台詞に涙してしまった。メリポピンズの作家は映画を作ったくらいではけして救われないのだけれど、父親を救えなかったという辛い過去を2人は共有した。作家同士のこうした共有が羨ましくてならない。中学生の時音楽の教科書にこの煙突掃除の美しい歌が載っていた。私ばメリポピンズを知らずこの曲を知らなかった。回想シーンに登場する伯母さん役の女優さんが良かったのでWikiで調べたらオーストラリアの女優さんだった。私もまた自分の両親の人生を上手く援助出来ないままで自分1人のうのうと生きながらえている。子どもの私が泣き続けている。