ミュージカル

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プリシラ・アーン(*)


移動中の快速のシートでアイホン韓国映画「ブラザー」を観た。厳密にはまだ観終わってはいないけれど、わたくし的にはとても良い映画だった。見始めて数日経ってこの映画は元はミュージカルだったと読んだが、どこらへんでどんな歌が出てくるのかを考えながら観るのも楽しかった。祭祀(韓国の法事)の味のないお菓子を頬張る主人公の荒々しさ。韓服の大年寄りらが若い親族たちを四文字熟語で叱り続ける場面。コソ泥は実の息子で幽霊はお母さんだった。登場人物の魅力を語る、散りばめられた小ネタたち。


数日前にお洒落な古本屋さんで謎めいた本を購入。シューマンは作曲家として知られているが音楽ライターでもあった。この謎めいた古書に6つ、シューマンのライナーノーツがある。「実際に弾いてみたんですよね」で始まるベートーベン作品129へのキレ良い短文。曲自体はなんてことない軽めのピアノ曲だが「失われた小銭への怒り」という副題が付けられている。ふーん。ベートーベンて怒りっぽい人なんだね(この副題はベートーベン自身によるものではないとする説もあります)。


シューマンさんシューベルトの二つのピアノソナタをすごく褒めていた。どんなこと書いてたかというと、もうホントにベタ褒めで。今夜はこのシューベルトを聴きながら眠ろかな。


(*)このプリシラ・アーンはお洒落な古書店さんの雰囲気に合ってると思いまして。こんなにも良き本だなんてあの時はわからなくて、値切ってごめんなさい〜