記憶

 

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1/6の夢旅人

 

私は気付いた。記憶というものは何かを証明したり、断罪したりするものではない。記憶は曖昧である。記憶は断片である。

 

そうだとしても記憶から立ち上るもの全ては私の人生の輪郭を成すんである。だからこそ強い印象で記憶を誤って読み解くよりは曖昧模糊としておくほうがましである。無理やり引っ張り出す必要はない。過去は逃げ去ることがない。

 

ヒトは見たいものを見る。見たいものだけを都合よく受け入れる。でもわたし偽りは要らない。たとえそれが見たくもない景色だったとしても、自分の弱い心が記憶を偽装することを許したくはない。

 

 

 

人間の暮らし

 

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銀河鉄道999

 

 

関東方面への4日の旅。海沿いの街の丁寧な暮らし。1日1日丁寧に暮らすって大切だな。成城石井のチーズアソート。帰宅して前から欲しかったチーズ図鑑を購入した。

 

 

買い出しをしてスープや酢漬け、蒸し肉を作った。替え歌の収録の練習。すっかり寒くなった公園を歩いた。旅行中に整えた小説の筋書き。小説のエミリーは戦いを辞めない。

 

 

紅葉ライトアップを見てか全然眠れない夜。子ども時代の私が初めて見た幻覚は紅葉ライトアップの景色によく似ていた。人間は皆綺麗な何かを好む。人間の暮らしを取り戻す。

五百円

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イントロ真似したい、真似しますよ!っていう曲。

 

 

 

探しものをしていて別の何かが出てくる。今日出てきたのは完全に捨てたもの、と思いこんでいた文書。それは奇しくも数日前友人の一人が気にしていた私の交代人格についての文書だった。A43枚に印字された文書である。

 

かつてのわたし。脳内人格について他人に語ることは百パーセントほぼまるでない。このどうでもいいような開放感はおそらく寛解と言っていいのかもしれないが、依然として声も聞こえ睡眠中の喋りも闊達である。今でも自分の快活な寝言で目を覚まし起きる。

 

 

〇〇。ロサ・キネンシス・ビリディフローラ。グリーンローズ。珍しい緑色のバラ。年齢はない交代人格です。私の生まれた始まりのころから私と共にいました。生き抜くための力と明日への希望を私に与えるのが彼女の役目でした。今でも〇〇は私の傍らにいます。

 

赤いトナーで印字された最初の文書を読む。なかなか良い事が書いてあるではないか。これを書いたのは誰か(即座に吾なりとの脳内発言を聞く)。ふむふむ。ご苦労であることぞ。

 

数日前に中古衣料店でセーターと化繊のワンピースを買ったのは誰か(吾なりと返答有り)。どちらも五百円であった。なかなかな良き仕事。てかじゃあ私は誰?てなるよね笑。まあいいか。

 

ハヤトウリ

 

 

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なんかいい曲(*)

 

ダイアリーオブ弾丸デイズ。気がつけば冬の空。カラスには2種類あると若い友人が言っていた。ハシボソガラスのほうが性質が野性的らしい。以来カラスを見かけると必ず口元を見る。

 

 

ベトナム料理店、ラーメン屋、ベトナム料理店。マクドナルド、マクドナルド、マクドナルド。今後マクドナルドは1日2回までとしたいところ。肉類とアルコホルを避け過ごしているがどうやらままならぬ日常。

 

 

本日のスープ。長ネギ、セロリ、椎茸、玉ねぎ、唐辛子、枝豆(剥いたもの)。何かないかな〜と野菜貯蔵庫(保冷剤入りのトロ箱)を探したら買ったけど忘れていたハヤトウリを発見。

 

 

秋になったばかりのころ、とある中山道の宿場町で無人販売のハヤトウリを見かけた。買えば良かったなあと思っていたところスーパーで見つけて即日購入その後買ったことを忘れた。

 

 

ハヤトウリを調べる。カリウムパントテン酸。大正初期に鹿児島で輸入。なんの親戚か結局わからない。成分のほとんどが水分、切るや否やナイフの刃に貼り付くほどの瑞々しさ。みじん切りにしてスープにしたから多分全て水になったかもしれないけど。

 

 

(*)小説「グエン」のテーマ曲。高校生の時からずっと好きな曲です。

 

 

 

 

修飾

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スクリャービン 2dances

 

彼女は日本語がほとんどわからない。それでも日本語じゃなきゃ言えない言葉だと難なく検索とかやってくれて、それでも知らないなにかだったりすると逆に喜んでいるところとか本当いいな。

 

なんやかんやで後回しにしたタスクを処理。最近思うことは熱い紅茶をたっぷりポットに淹れてゆったりと構えることがめんたるに効く。忘れっぽいこととかは年のせいやなとかおおらかに成れるよ。

 

ゆったりと流れる午後のひと時。空っぽの冷蔵庫。買ってきたばかりの野菜たちを野菜スープと水キムチとマイルドピクルスのストックにする。あれやってこれやってほんでこれやって。

 

明け方降りてきた集中力で今週の分の「グエンの手紙」(最近執筆中)を仕上げた。英文で創作をし始めて3ヶ月。英文というのは修飾で始まり修飾で終わる。ぶっきらぼうはダメ。親切な心。

 

YESYES、ビッグ餅ね。友人に五平餅の説明をしたよ。

聴き取れない

 

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ディック・リー 夢の歌

 

トーカンスー(干し豆腐)を貰った。中国で万里の長城に遠足にいくときは固くて細い干した豆腐をもっていくらしいと友人に話した。友人はそれってこれじゃないかと見つけてきた。豆腐の味が濃くて美味しい。

 

プロジェクターを出して友人とプライムで映画を見た。何見るよ。なかなか決まらない。つい最近映画館で福山を見てきた友人がガリレオシリーズを見たいということで「真夏の方程式」を観た。これはどこの海?あー、これは架空の町なんじゃない。

 

 

プロジェクターの粗い画像。雑然とした空間。時々聴き取れない台詞。映画って感じがするなあ。翌日友人へおすすめの日本映画のリストを作った。(プライム限定)

 

その一つ。「ペコロスの母に会いに行く」。私は岩松了がとにかく好きなのである。ひたすら悲しくて泣けますが泣きたいような日に見ると本当にちょうどいい。加瀬亮の仕上がりもよかった。

 

リストには入れなかったのが「水曜日が消えた」。映画に求めるものそれは映画的な映画であること。炙りだしの平仮名文字が干からびて現れるように時間と共に抽出されて行き場を失うキャストたちの感情。切ない。

 

これもリストに入れなかったけど「愛がなんだ」。映画の終わりに向かって空気感も人の匂いもどんどん変わっていく。人間て成長するし、ひとりひとり人には弱みがあるんだよなあ。

 

「喋れども喋れども」「スプリング・ハズ・カム」「海街diary」「アフタースクール」「鍵泥棒のメソッド」「記憶にございません」プライムいいじゃん。

 

南極料理人」はもう観れなくなってた。とにかく今日は岩松了の「時効警察」でも見るか!(オダギリジョーではありませんよー)。

ポール

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渡辺大知(*) ベイビーユー

 

 

最近の惣菜のストックは大まかに4種類。野菜のみで仕上げるスープ、冬によく作られる水キムチ、蒸した肉、それから甘酢漬け(マイルドピクルス)である。

 

暑いうちは甘酢漬けのメインはミョウガであった。数日間日持ちするサラダとしての甘酢漬け。酢に堪える素材としてミョウガは夏の優等生だったが今日からは普通に玉ねぎスライスをボディとした。酢漬けにはきのこ類、海藻類、豆類を加えるルール。水キムチや野菜スープでは摂取し辛いその他の素材。

 

野菜スープに豆類を加えることもある。枝豆をサヤごと煮込んだことがあるが、旨味は抽出出来たがサヤから硬質プラスチックが現れ困惑した。どういうセルロースなのか知らんが口の中が切れそうに硬かったんである。

 

蒸し肉は韓国料理で鶏肉、豚肉、牛肉で作る。本来は茹で肉だが茹で汁をスープに使うことをしないので私は蒸している。

 

おおまかに言って韓国料理は足し算。スユク(韓国風茹で肉)は肉を茹でて脂を落とし充分にセルロース化させ各種タレを加えるが、この足し算には事前に肉からなんやかんやを引いておくことが仕上がりの肝心であり、要は引き算。甘酢漬け類はこのスユクたちと足されて食されることでいわば微積分レベルの複雑な回答を示す。

 

本日のスユクは赤身の牛肉。甘酢漬けは玉ねぎスライス、ニンジンのジュリエンヌ(千切り)(てか千切りでいいじゃん)、茹でたシメジ、グリンピース(オリーブオイルで蒸し煮したもの)。塩蔵ワカメを切らしている。

 

娘たちはわたしの甘酢漬けのミョウガが嫌いで「ミョウガが余分、ポールなら怒ってるよ(**)」と言う。季節柄ミョウガはもうない。ポールの怒りそうなものはないか、と冷蔵庫を探るとパクチーが1把あった。みじん切りにしてドサっといれた。パクチーは意外とマッチするかもしれない。なにかあるはずだと探すとカットパインの缶詰を発見。汁を切って投入した。

 

ポール怒るかな。

 

 

(*)最近この人をモデルに小説を書いています。

(**)BBCの「ブリティッシュ・ベイクオフ・の審査員ポールハリウッドのことです。