スフレ・オ・シトロン


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ビヴァリー・ケニー






ユニット折り紙というのをやってみた。私は〇〇さんて折り紙出来なさそうですね、と昔言われたことがある。そもそも折り紙が好きではないところへ来て出来なさそうなパブリックイメージを保たねばという神経も働いて難しいな。一日2個ユニットでサイコロを折ります。ええボケ防止ですがそれがなにか。







少し前にヤマザキイチゴスペシャルという菓子パンを食べたがこれはヴィクトリアサンドイッチではないか、とそのときに思った。ビジュアルがヴィクトリアサンドイッチですよ。しかしヴィクトリアサンドイッチのケーキ部分はカトル・カールでヤマザキイチゴスペシャルジェノワーズ






カトル・カールとジェノワーズの違いはひと口食べれば直ぐにわかる。どちらも材料は卵、バター、小麦粉、砂糖。製法も双方気泡を取り込むけれど、カトル・カールがバターに空気を含ませて行くのに対し、ジェノワーズは卵に空気を含ませるイメージ。カトル・カールはバター。ジェノワーズは卵。はいこれ試験に出るよー。






私カトル・カールっていう呼び名が好きですよ。カトル・カール。重くて甘ーいケーキなのにこの硬派な響き。ヤマザキスペシャルシリーズはイチゴの他にコーヒー、バナナ、小倉があります。進化系イチゴスペシャルジェノワーズ部分にイチゴ味が付いています。クリームを生クリームにして要冷蔵ケーキに仕上げた商品もあると聞いています(捜索中)。






スフレ・オ・シトロンはメレンゲとレモン果汁入りのカスタードクリームを混ぜてトースター(オーブンがない)で焼きます。全然膨らまないやん、と思ってたら一旦膨らむけれどしぼんでしまうらしいです。

ランドセル作戦



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マイケル・ブーブレ
ユーア・ザ・ファースト、ザ・ラスト、マイ・エブリシング





わたしの友人は子ども時代豪雪地帯に住んでいたがわたしは彼女の子ども時代の話が大好きで、「雪かき〇〇ちゃん」などとその思い出話に題を付けている。





豪雪地帯の冬は易しくはない。彼女の母一人子一人のぎりぎりの日々の暮らし。大人になっても小さなカラダ。彼女は笑顔で語るんである。彼女の語りは覚えたてのチェーンステッチのように、危うくたどたどしく。





早朝の彼女の雪かき仕事は、仕事へ行く母親の歩くための通り道を作る。彼女自身もそこをスタスタと歩いて学校へ行く。学校が終わる。また雪が積もっている。家につく。今度は家に入るための雪かきが始まる。朝の雪かき仕事の終わり、朝置いたスコップを彼女は取り上げる。




その日一日が終わり、彼女は疲れていた。ランドセルをよっこらしょと降ろす。よし、やってみよう!彼女はランドセルに跨(またが)った。シュー!ヒャッホー!彼女は雪かきスコップのその場所まで一気に滑り降りることに成功した。





わたしたちはそこでいつも大笑いだ。そうだ生きていこう。力強く。

パリ・ブレスト



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The BOCOS ハンカチーフ



チゲかトムヤンクンか。最近は二択で生きる。今日はチゲ。ツナ缶、いりごま、唐辛子パウダー、ニンニク、生姜をグレープシードオイルで炒め水を入れて醤油で味を整える。ロングライフ充填豆腐を入れて完成だがあればトマトや玉ねぎ、ニラを入れる。



トマトを入れるときふと(いや待てトムヤンクンでも良かったな)という想いがよぎる。(チゲとトムヤンクン両方作れたらいいのに)。全ては感傷である。そんな話を夫にしたら俺はたまに味噌汁がいいなと控え目につぶやいていた。(まあそうだろうよ)。




パリ・ブレストというのはリング型に焼いたシュー生地にプラリネ入りのクリームをはさんだお菓子。プラリネというのはキャラメルで覆った皮付きのアーモンドを粉々に砕いてペースト状にしたもので専用の粉砕機が無ければつくれない。まあでもフランス菓子マニアに成ろうと決意したならばプラリネと言われたら脳裏にこの褐色のペーストが浮かぶようにしておくのが得策である。(成ろうと決意したんだね)。




パリ・ブレストと聞いてパリ・ブレスト・パリともう一度パリを付けたアナタ。アナタは自転車乗りです。フランスにはツールドフランスという有名な自転車レースがあるけれどパリ・ブレスト・パリはそれよりも少し前に始まった長距離耐久自転車レース。いわゆるブルベってやつです。




お菓子の方のパリ・ブレストはそのレースを記念して作られたお菓子で時は1910年。お花見団子はお花見しながら食べれるけれど、果たしてパリ・ブレストは自転車漕ぎながら食べられるかな。それは気になるところだけれど自転車乗りならば是非ともパリ・ブレストを食べようではないか。(わたし自転車乗りを目指しています)

グラッサージュ


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羊毛とおはな 120分のカセットテープ



近所に住む友人のガーデンからラベンダーを貰ってラベンダー入りショートブレッドを作った。友人らと夕方河原で温かい珈琲を飲んだ。ラベンダー入りのショートブレッドは予想外に好評だった。夕方の空が雲に覆われたので雨が降るかと尋ねたら雨の匂いはしない大丈夫だと友人らは悠々としている。はてさて雨が降る前の雨の匂いとは。



ショートブレッドと温かい珈琲の宴ののちは友人らは真顔で新顔のロードバイクの声を聴いている。そのロードは古いものだった。これは繊細だが男前な硬派なバイクだと友人らはめいめい徒然なるまま試乗に余念がない。やることがない私は背の低い彼(私と身長が同じ)の乗ってきたジオスに乗リコンビニにトイレを借りに行ったりした。




里子に出され私の家にやってきたズノウなるバイクはチューブラータイヤ。ワタシは一介のおばさんだし、ロードバイクの経験値が低い上にロード対応標準筋肉量が足りてないんである。初心者同然無人島で火起こしをするかの如く慎重にここまでの道のり、チューブラーニューフェイス君を走らせて来た。それに比べジオスのこの乗り易さ。トイレから戻った私は背の低い彼を一途に説得しズノウとジオスを交換し家に帰ってきたんである。




居なくなってみると寂しい…。背の低い彼は私にゴリ押しされ、ジオスを手放したことを非常に悔やんだ。では取りに来ていいから、と私は高飛車に言い放った。だが彼はじっさいチューブラーへの執着もあるのである。チューブラーかジオスか。さて背の高い者の一人は人生で一度もヘルメットを被って自転車を乗ったことがない。人の執着の有り様とはこれ如何に。




グラッサージュの語源は糖衣で覆う、のグラッセ。私と娘は艶々のグラッサージュの施されたフランス菓子を買いに行こうと目論見はじめるがさてどうなることか一個580円もするお菓子を買える筈がない。しかしながら私はフランス菓子に現実多少ならぬ執着を抱きはじめたのではなかろうか。とにかく美しい訳です。グラッサージュは。

スフレ



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ローリングストーンズ フライト505




関ヶ原から滋賀へ。ひたすら西へ走るドライブは2年ぶり。はじめは木ノ本町のつるやパン本店を目指していたが雨森芳洲庵を訪ねたら高時川の河原が美し過ぎた。パン屋のことをすっかり忘れて帰宅した。




ずっとストーンズを聞いていた。キースのテレキャスロン・ウッドレスポール。このピアノは誰?イアン・スチュアート。イアン・スチュアートはストーンズのサポートメンバーらしい。シーザレインボー懐かしいな。





soufflés(スフレ)はふわふわのデザート。アントナンはスフレを甘く仕上げてコースのデセールとした。同時代の料理人でイギリス人のユードという人の1813年のレシピ集に数種類のデザートスフレが記載されている。甘くないスフレといえばフランスには有名なふわふわオムレツがあるけどあれ美味しいんかな。





娘が作ったスフレ・オ・シトロン(レモン味のスフレ)を食べる。つるやパン本店のサラダパンにはマヨネーズで和えたたくあんがサンドされている。あれは美味しいんですよ。ホント。

オダギリジョー

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つじあやの 風になる


またしても卵と牛乳のない朝。薄い揚げを粗みじん切り、ぶつ切りトマト、みじん切り生姜、干し桜えびでトムヤンクンを作った。キューバのパンは薄切りにした冷たいバターとキュウリのサンドイッチにする。




今朝は風切り音と雨音で目覚めた。なんだか夏っぽい。少し前オダギリジョーの映画を観た。オダギリジョーが函館の職業訓練校で大工の修業をする映画。私壊れてんだ…と笑う蒼井優オダギリジョーは蒼白となった。オダギリジョーは吐き出すように言った。俺は壊す方のニンゲンだから…。





一緒にいると元気になれる人。そんな人に俺は成りたいんだとオダギリジョーは必死で自転車を漕ぐのさ。函館の坂道を力いっぱい登るオダギリジョーに泣けたんだよね、と今朝主人に話したら主人も目に涙を浮かべている。ニンゲンを壊すもの。高く重く積み上げた社会的な地位名声。この社会は壊れやすいニンゲンを壊しているのかな。






蒼井優は壊れちゃったからもうそれ以上は壊れないのかな。主人は黙って会社へ行っちゃった。え!あたし、蒼井優?そーいうことでいいのかい?つじあやの原由子に似てる。優しい声だな。

フォンダン



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トード クリーム



千葉好男という人が書いたアントナン・カーレムの本を読む。アントナン・カーレムという人は沢山の文章を残している。フランス革命のころのパリは殺伐としている。





ペリーヌのママは入院を嫌がった。小さなペリーヌを独りにするわけにはいかなかったのだ。10歳のアントナン少年は、父親にこれからは独りで生きてゆけと諭され町中に置き去りにされてしまった。アントナンを拾ったのは食堂の経営者だった。それ以後の5年間、アントナンは食いっぱぐれこそなかったが、無給で単調な毎日に堪えられずそこから逃げ出したとある。





フランスの古典菓子のレシピに何かと出てくるフォンダン。このケーキのどこにフォンダンがあるのか…。眺めていてもさっぱりわからない。Amazonでポチッた辻調が来たので早速フォンダンをリサーチ。フォンダンは糖衣。加熱して練り上げた飴的ななにか…。






娘がグジェールを焼いたので焼きたてをいただく。沢山焼いたので孫が世話になっている友人にメール。ワインに合う甘くないシュークリーム食べる?彼は燃費の悪そうな車でやってきた。ブルゴーニュに昔ブルゴーニュ公国てのがあってね。調べるだけ調べて作らないのね。





16世紀のころまではシュークリームの生地にはチーズが混ざっていた。18世紀、理由はわからないが生地からチーズが除かれた。アントナンが作ったエクレールは手の指くらいの大きさで呼び名もエクレールじゃなかった。でももうその時にアントナンは艶々のフォンダンでエクレールを飾ってるわけよ。





クリームを聴く。クリームは大昔のイギリスのバンドです。