2016-01-01から1年間の記事一覧

天地人、そしてシャーロック

「天地人」は何年か前の韓流ドラマで原題は「発酵家族」という。ururundoさんに教えて貰って直ぐに借りて来て毎日少しずつ観ている。ururundoさんは「ストーリーはどうってことない」と書いていたけれど普通にがっつり感動している。 個人の育った背景がどう…

シェーラ・ソーシッスとポー・サレ

シェーラ・ソーシッスというのは挽き肉を塩漬けにしたものを指すフランス語で、ポー・サレというのもやっぱりフランス語で、こちらはかたまり肉を塩漬けにしたものを指す。というのは河出書房新社上田淳子「はじめてのシャルキュトリー」という本で初めて知…

ダンスパーティー

https://youtu.be/7--cJk9_ZIM

twins(双子)②

その双子の兄と弟は隣町に住んでいたから、わたしたちは同い年だったけれど小学校も中学校も一緒になったことはなく、こうして店のフロアー係と客という風にして出会うまでわたしと彼らとには面識がなかった。 それからのちのある夜のことだった。1人でやっ…

twins(双子)

夜の10時の少し前、もう閉店という間際に必ず彼は1人で来店した。それは今から30年以上昔のことなんだけれど、昨日のことのように覚えている。 今週末の夜は空いていますかと彼はわたしに尋ねた。そのときわたしが働いていたお店は両親の経営するレストラン…

東京書籍 中村庸夫(つねお)「海の名前」

今日からランニング。もうこうなったら走ってやる。 脳のお薬は飲んでも効かなかった。悲しい気持ち、虚しい気持ち。誰かがわたしを諭す声。左後頭部のひどい頭痛。しかしながら薬をのんでいたおかげで先週はとにかく寝た。毎晩7〜8時間は眠れていたし、週末…

花束&ペヤング

出来事の記録。昨日来客。2人の友人が夕ご飯に来た。2人は兄弟。弟は20代美身でイケメンだが兄は30代背が低く人の良さを醸し出している。よくある組み合わせ。久しぶりだなあヒロシ。出鱈目の名前で夫が弟の方をいじめる。アンタおっちゃんか。 わたしはまた…

中山道〜草津宿の巻

草津宿 近江国栗太郡(滋賀県草津市) 海抜95m 本陣2 脇本陣4 旅篭屋132(最盛期) 草津という地名でまず連想するのは群馬県の草津温泉だが中山道の草津宿は滋賀県の琵琶湖の下、南東にある。JR草津駅前の商店街を西へ進むと道なりに本陣がある。 草津宿は今は人…

エレファントカシマシ/悲しみの果て

http://youtu.be/0WZu7L7Hjds https://youtu.be/MNWmJt4oe3Y 『悲しみの果てに何があるのなんて 誰も知らない見たこともない』 エレファントカシマシの彼はわたしの未完の小説の主人公の精神科医のモデルである。小説の中で主人公の男性は売春婦の私生児とし…

Wait a minute, wait a minute. You ain't heard nothin' yet! お楽しみはこれからだ

https://youtu.be/qHqz_AeiyEg https://youtu.be/SBWhh2F2x5I https://youtu.be/EHD1JHgLQN0 https://youtu.be/QRiXpTEmo3s https://youtu.be/Djd1XfwDAQs(ブルースカイ/1927年映画「ジャズシンガー」) わたしは変わってゆきたい そうして今まで見たことも聞…

診察日(2016年10月)

沖縄から帰ってミスチルの「深海」をずっと聴いている。沖縄でそれで海で海繋がりってことでもない。「深海」というアルバムには結構好きな曲が何曲も入っている。 もう1年以上診察では何処か外国へ引っ越したいという話ばかりをしている。ここんところトル…

沖縄海遊び④

沖縄の友人は今年サップをはじめた。サップはSUP。スタンドアップパドルである。長めのサーフボードをオールで漕いでいろんなことをする。次女はサップってあたしプロレスラー・ボブサップの超キツいフィットネスプログラムだと思っていたと真顔で言った。 …

沖縄食材②

(パパイヤの種) スーチカーのことはなんとなく知ってたけれど食べたことはなかった。今回の浜比嘉島の沖縄郷土料理の店で定食のメニューに『スーチカーとオクラのアンダースー炒め』というのがありそれが初スーチカーだったのだ。 沖縄でも塩豚つくるんだ、…

沖縄食材

沖縄の人たちは何を食べているだろうか。沖縄には沖縄の郷土料理と呼ばれるものが確かにあるがでは沖縄に住んでいる人たちは皆そうした沖縄の郷土料理を毎日食べているかというとそうではない。 正確なデータこそないが沖縄には美味しいステーキ屋さんが多い…

沖縄海遊び③

週末のお昼。週末と言っても毎日遊んでばかりのいい身分の我々にはすでに曜日の感覚は薄れつつある。浜比嘉島という小さな島にある沖縄郷土料理のお店でランチ。そののち海ぶどうの養殖場を見学した。 その日の夜のことだ。友人がウミホタルを見に行こうと言…

沖縄海遊び②

(本部町 瀬底島) 友人が近所にまた新しくステーキ屋が出来たんだと連れていってくれた。ステーキランチのその足で宮城島のウクノ浜へ。宮城島というのは海中道路を渡ったその先にある3つの小島のひとつで島のてっぺんにはぬちまーす工場がある。 穏やかなさ…

沖縄海遊び

沖縄海遊びの日々。我々は(友人とわたし、そしてわたしの2人の娘たちの4人)朝9時那覇の船着場で電話予約した”フェリー渡嘉敷”の乗船手続き中、係のにいにいから強風で今日の午後便は全船欠航だと教えてもらう。 え?だったら渡嘉敷島に泊まるー!という声を…

ルンダンを食べました

追い風だったのか那覇へは予定よりも早く着いたらしい。約2時間のフライト中はヘッドフォンで大音量でワーグナーを聴きながら窓の外の雲と空を見ていた。 空港から友人の車で北谷へ向かう。サンセットには間に合わなかったけれど夕刻の海岸をぷらぷらと歩い…

クリープハイプ/百八円の恋

http://youtu.be/DLJs3II1EZA 泣いている大人の男の人を見たのは久しぶりだった。昨日友人から電話。肺炎で救急搬送された息子へ着替えを届けたがなんだか様子がおかしいと言う。とにかく友人と入院中の息子さんを見舞う。 わたしが久しぶりだね、肺炎なんだ…

映画「レヴェナント」が怖すぎた

沖縄旅行の荷造りがほぼ終了。出掛けるのは来週だけどあっちはまだ夏で気温差があるから着る服はダブらないから作ってしまった。 惣菜の記録。このところ具合が悪かったのでお出かけはしなかったからなんやかんや作って食べていた。惣菜と言ってもスープばか…

Tom Zé - dor e dor

https://youtu.be/U74Qo9PyKQ8 昨日娘たちと「コードネームUNCLE」を観た。劇中に流れるトンジーというブラジル人の曲が気になりトンジーをyoutubeでずっと聴いている。トンジーのスペルはTom Zé。彼はブラジルが植民地だった頃の首都バイーアの出身である。…

山下久美子/赤道小町ドキッ

https://youtu.be/_3gi46xH6XM 毎日の鉄瓶仕事。ネットでリサーチ。鉄瓶は育てるなどとある。鉄瓶で毎日湯を沸かしていると少しずつ内側に湯垢が付くらしい。この湯垢が錆つきを防ぐ。とにかく毎朝鉄瓶でお湯を沸かす。 寒くなるとお茶を飲むのでお湯を沸か…

Dusty Springfield /I Only Want to Be With You

https://youtu.be/osVaF4t-zFc 日々の記録。 アーネスト・サトウを読む。幕末。横浜では毎年のように外国人が斬り殺される。アーネスト・サトウの悲しみ。 立ったまま埋めてくれ。冒頭のジプシーの歌手の話。自由がない。とにかく自由がない。 昨日夫に近所…

スピッツのアルバム「醒めない」を聴きました

出来事の記録。 数日前脳の不調で主治医に電話。手持ちのクスリがなかったので電話後外来受診。昨日午後、母親だと思ってたのになんか違う人出てきたとびっくり、友人宅へ避難していた次女帰宅。次女どうやら余程の景色を見たらしい。面目無い。 病院へは夫…

青土社 イザベル・フォンセーカ「立ったまま埋めてくれ」くぼたのぞみ訳

「立ったまま埋めてくれ」はブルガリアの詩人マヌシュ・ロマノフの言葉である。彼はロマである。 ペトコ・トドロフ「熊使い」を読んだのはもう何ヶ月も前のことで図書館で借りた「ブルガリア短編集」にあった。ペトコ・トドロフはブルガリアの中堅都市エレナ…

新潮文庫 J・ウェブスター「続あしながおじさん」松本恵子訳

友人に「あしながおじさん」を読んだことがあるかと尋ねるとあると言った。では「続あしながおじさん」は読んだことがあるかと尋ねるとないと言った。友人は「キャンディ・キャンディ」は読んだかと言った。わたしは読んでないと答えた。どうやら「キャンデ…

胡瓜とヨーグルトのスープ〜Gurken Kaltschale(ガーケン カルトシャーレ)

gurken kaltschaleは”胡瓜の冷たいひと皿”の意味です。ドイツは寒い国というイメージだから胡瓜のスープは意外な感じがします。もちろんわたしはドイツへ1度も行ったことがないんですが。オーストリア料理にこれを少しバージョンアップした胡瓜の冷製スープ…

シモンズ/水の影

診察では話せなかったがわたしはいま幼馴染みのTの幻覚を日々苛んでいる。それはじっさいに非常に恐ろしい。 わたしはこのところ診察を親しい友人との大切なひとときとでも思ってんのかな。優しいなぎらの顔を見たらわたしはわたしにいまTの恐ろしいが幻覚が…

診察日(2016年9月)

今日診察日。待合で年配の女性患者が語り続けていた。何を言っているのかがわたしにはわからない。わたしは段々苛々してきた。限界がきて立ち上がる。看護士のところへ行き、あの語りを聴いているとどうにも気持ちが苦しいと訴えた。 本日の診察覚え書き。な…

講談社学術文庫 小塩節「ドイツの都市と生活文化」

陽風さんが仰っていた通りアーネスト・サトウの本はなかなか難解な本である。だがしかし吐き出された言葉ひとつひとつが興味深く一行読んでは考えまた読む。彼はいちアウトサイダーとして堂々と語る。 子ども時代のわたしは自分が部外者であることを日々肌で…